築城 夏さんのレビュー一覧

★★★★★
2010/09/10 19:01
儚きものは、その儚さ故に消えぬもの

どうせ同じ結末に至るなら 迷う必要なんてないじゃない 期限なしの愛なんて、どこにある 期限のある愛なんて、どこにある 永遠という名のはじけて消える一瞬を わたしたちは いつだって駆け抜けているんだから たとえば、物語の結末を知っていたとして その結末が あまりにもかなしいものだったとして 受け入れがたいものだったとして それでも、ページをめくってしまう そんな一夏の物語

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★★★★★
2010/08/22 15:27
最後に流すのは、哀しみの涙ではありません

振り返ってみれば いろんな青春がありました 若い二人の青春 夫婦の青春 それから、その人生と書いて 「青春」と読むしかない おばあちゃんの青春 大切なものを見つけようとする その時間を 大切なものと向き合おうともがく その様を 生きることに直向きであった時を それを青春と呼ぶのでしょう 「青春」道中の先輩に導かれ 前に進んでゆく二人 年寄の説教話?なんて思ったら 大間違い! ラストまで輝きを失わない キラキラした愛の人生を生きる 最高に魅力的なおばあちゃん あなたも千鶴子さんに 出会ってみませんか?

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★★★★★
2010/08/16 01:57
毎日は、毎日やってくるけれど

毎日は毎日でしかなくて どの毎日も勝手に過ぎ去って 黙っていたって勝手に繰り返して つまんない、そんな毎日 そんな毎日は毎日のせい――― こんな考えは見事に、この作品がぶち壊してくれるでしょう ある悲劇の繰り返しが 何度繰り返しても 繰り返される悲劇が 毎日という一日の連なりに 青空みたいに晴れやかな 大切なひとの輝きが 無数に落ちている ちりばめられてる その全てを拾うことは きっと出来ないけれど 出来る限り、見つけて、集めて 輝きに溢れた毎日をつくってゆく 自分でつくってゆけば、よかった 後悔の先に切り開いた 新しい結末 哀しみも喜びも起こり得る未来 あらゆる可能性を残した結末に この作品の訴えをみました。 この訴えを より多くのひとに聴いてほしい そう思います。

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★★★★★
2010/08/11 14:22
童話にのせた新生の物語

みんな抱えている 孤独も弱さも 優しい場所があったら 自分のための世界があったら そこへ逃げ込めば 楽になれるかもしれない でも、いつか気付くでしょう 優しいだけの場所なんて 本当は優しくないんだってことに そこでは本当に ひとりぼっちだということに 本当の優しさは 喜びも悲しみも詰まった 手をのばせば触れられる この現実にあるのだから 驚きの展開と願いの美しさに 涙なしでは読めません。 これから読もうとしている方 どうぞ傍らに箱ティッシュを。

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★★★★★
2010/02/21 22:13
3分間で得たもの

身を投げた。 体を打ち付けた、その先にあったのは天国でも地獄でもなく。 出られない、機械的に繰り返される3分間の檻の中だった。 本として手元に置きたいと思ったケータイ小説は、これがはじめてのような気がします。 テーマやその表現の仕方が何よりわたしには響きました。 そして謎めいたストーリーも面白く、ラストがどの時点になるのか、何かが変わるのか、気になって仕方ありませんでした。 このラストでよかった、心から。

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★★★★★
2009/10/03 08:05
ネタバレ
悲しくもあたたかい恋物語

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★★★★★
2009/07/31 18:05
これがフィクションであることの幸せ

あり得ない話ではない。 この作品に描かれていることが、いつ起こってもおかしくはない。 こういう作品に触れることで、この国が、自分たちの生活がどれだけ平和なのか思い知ります。 この作品はフィクションですが、私たちの身にもいつか起こるかもしれない事態に、高校生である登場人物たちはどう向かい合っていくのか。 そして、自分自身とどう向かい合うのか。 十代の心の成長を描いた作品です。

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★★★★★
2009/07/19 15:37
ネタバレ
もう一度、君と

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★★★★★
2009/05/30 00:11
ネタバレ
喧嘩するほど……

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★★★★★
2009/04/22 13:38
ネタバレ
可愛い!

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★★★★★
2009/04/22 12:47
きれい

ひんやりとした空気に包まれて、とてもきれいな描写! 暗闇の中輝く星と彼女がキラキラして見えます。

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★★★★★
2009/04/12 00:23
面白い

ノリがいいです! ケータイ小説読んでて泣かされることはよくあるけれど、吹き出したのは初めてです♪ 欲を言えば、一夜、いや二夜三夜…四……くらい一緒に過ごしてからラストに行って欲しかったです。 つまり「もっと読みたかった」ということで★×5!

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