万葉さんのレビュー一覧
津軽弁の彼女、凄くキャラが立っていて魅力的でした。 ただ、ストーリィが若干急ぎ足かな?と感じます。 短編だからこそ、場面場面をしっかりさせないと、ただ流れているだけのストーリィになってしまいます。 一番見せたい場面だけでも強調すると、ぐっ、と印象が強くなるのではないでしょうか? 辛口レビュートピから失礼しました。
人は不完全だからこそ 人を好きになる だって、そうでしょ? 完全無欠な人だったら 一人で生きていけるから そして、不完全なことを 知りつつも一緒に居たいと思えたら きっと、それが愛なんだ 完璧を求めた葉月と凪。 完璧にはなれなかった二人。 でも、その姿は幸せそうで、どこかホッとさせてくれる。 人の温度を感じる温かい物語です。 一息で読める長さに、深く味のある表現の数々。 午後の一時にいかがですか?
全てを受け入れる覚悟。 人は、 こんなにも他人を受け入れることが出来るものなのか? 人は、 こんなにも人を想うことが出来るものなのか? 自分が傷つくことを厭わずに どうかその覚悟、見てあげてください。
その想いは 一寸の澱みもなく 彼女に届くだろう その想いは 輝く太陽のように 彼に降り注ぐだろう そして交差する想いは クリスタルリバーのように 限りなく透明で その水面は降り注ぐ光を受け キラキラと煌めくだろう 基本的に、動物が出て来るお話は苦手です。 特に哀しいお話であればあるほどに……。 沢山の動物に囲まれて生活している私には、どうしてもダブらせて考えてしまうから。 読むのが、辛くなってしまうから。 でもこのお話は違いました。 その哀しみを補って余るほどの、温かい想いに溢れていたのです。 動物好きのあなた、ペットを飼っているあなた、是非このお話を読んでみて下さい。 もっと、 もっと近くに、その愛しい存在を感じられるから。
歪んだ愛の物語。 いや、もしかしたら元々愛ってそういうものかもしれない。 そう。 正常な思考じゃないんだ。 みんなどこか狂ってる。 でも、そんな狂気こそが美しい。 そう感じさせられた、貴重な10ページ。 さあ、どうぞお試しあれ♪
静かな語りベから始まる物語は、 “純粋な想い” が沢山詰まっていた。 壊れるくらい純粋な愛。 大きく包まれるような想い。 そして、恋にも似た一途な想い。 貴方はどれだけ感じられますか? 貴方はどれだけ持っていますか? 是非、確かめてみてください。 ここには、溢れんばかりの“純粋な想い”が確かに在るはずです。
一粒、また一粒と心という地面に染みを作っていく、メッセージと言う名の雨。 心を満たしていく、未来への想い。 読み終わった後に目を閉じてほしい。 何が見えますか? そして、あなたが見た虹色の階段は どこに繋がっていますか? ビリジアンの森から、 ホラ、灰色猫の尻尾が見えませんか? 珊瑚色の雨のように優しい文体に誘われ、次をめくる手が止まりません。 重苦しいテーマをスッと受け入れることが出来るのは、ひとえにこの優しい文体のお陰でしょう。 色エンピツで描いた挿絵が似合いそうな、そんなお話です。
物語はゆったりとした静かなワンシーンから始まる。 この物語を構成するものに、無駄なモノはない。 タイトルのカフェオレ、それを作るコーヒーとミルクは若い二人を感じさせ、章のタイトルに使っている温度は主人公の気持ちを表していく。 洗練された綺麗な物語。 どうか内容はご自身の目で確認してほしい。 煎れたての温かいカフェオレが飲みたくなるかもしれませんよ?