恋愛をする条件に「ポテトチップスうすしお」を上げる、という理論を掲げる主人公。そう説かれると、なるほど、とも思えるのが不思議です(笑)
気になる人ができたとき、見極めるなんてことはもしかしたらまだ冷静な証なのかもしれません。
痛い目をみたくないのは誰も同じで、手堅く自分を幸せにしてくれる人、つまり、自分だけを見てくれる人(うすしおさん)を選びたいものです。
けれど不思議なもので、冷静でいられなくなる瞬間はやって来ます。高田くんの選んだポテトチップスに、その言動に一喜一憂。それはもう仕方の無いことで、だって恋は頭でするものではないのですから。
恋に落ちてしまったら、例えばうすしおさんじゃなくっても、始めてみるのも良いかもしれません。
手堅い幸せよりも、ふたりで作り上げる未来のほうがもしかしたら何倍も素敵かも。
さて、このあと宅飲みはどんな展開になったのでしょう?楽しく読ませて頂きました。