半年前に別れた恋人のことが忘れきれずにいた橙子は、ある日自転車に乗った男性に目を奪われる。
彼に近づきたい。
そんな思いに正直に行動する橙子に、危険な出来事が降りかかる。
そして会社にも不穏な気配が……。
先の読めない物語でした。
丁寧な状況描写には数々の伏線が隠されていて、たくさん出てくる登場人物の誰を信じればいいのかと、ドキドキしながら読み進めていきました。
何度も危険な目に遭いながら、自分の意思に忠実にうごく主人公を凄いと思う反面、とても危なっかしく感じたり、元彼への態度が曖昧すぎる?と思ったりもしましたが、
ラストの方は一気に読んでしまいました。
とても面白かったです。
ミステリー好きの方にお勧めです。