佐崎るかさんのレビュー一覧

★★★★★
2011/05/27 22:37
幼くて、真っ白で

自分のことで精一杯だった、譲と千紗。 時が解決してくれるものではないけれど、時が過ぎゆく間、確実に二人は成長をしていた。 あの頃の二人には戻れない。 でも戻る必要はない。 また新たに、真っ白なページへ刻み込んでいけばいい。 ほんわかと心温まるストーリー。 ぜひご一読を。

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★★★★★
2011/05/19 04:52
ラブコメじゃ括れない

メールの代行サービスに申し込む、主人公ナイト。 はたして彼が代行してもらったメールは、どんな展開を巻き起こすのか。 ラブコメという言葉で括ってしまうには、あまりにもったいない。 代行のうらに隠された真実を、ぜひその目で確かめて下さい。 抱腹確実の笑いと、ほんのり示された教訓を胸に。 あなたもメール、してみませんか? ぜひご一読を。

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★★★★★
2011/02/25 19:36
魔女が提示した報酬とは

王子が魔女にドラゴン退治を依頼した。 そこで魔女はとある報酬を要求し、王子は承諾するが── 魅力的なキャラクターと、ファンタジー世界観を満喫しながら、報酬の行方に思いを馳せてみてはいかがでしょう。 素敵な作品です。 ぜひご一読を。

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★★★★★
2011/01/14 22:55
猫と犬

ツンデレ女子と、幼なじみ男子。 一見“萌え”なシチュエーションですが、どうやら当人たちには色々と思うことがあるようです。 面白さ痛快さに吹き出しながらも、ラストはほっこり。 ぜひご一読を。

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★★★★★
2010/12/13 11:07
こんな世界は、いらない。

いじめ、裏切り。 ひとりの少女の自殺が引き金となって露呈していく感情は暗く。 歪に動きだした歯車は、とてつもない大きなうねりをもってしまう。 醜く、浅ましいそれは、もしかしたら──否もしかせずとも、誰の心にも宿るものなのかもしれない。 ぜひご一読を。

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★★★★★
2010/12/04 21:38
シャーペンが結んだもの

シャーペンを貸したその時から、ゆっくりと時が重ねられていく。 学校生活、友情、そして絡まる恋。 それら全てが煌めいていて、とても眩しく心に入り込んできます。 思わず応援したくなるような、シャーペンが結んでくれた、等身大の彼らの物語。 ぜひご一読を。

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★★★★★
2010/11/16 05:46
ありがとうございました

一人の少女が朝目覚めるところから始まる八日間。 一文一文、涙が溢れて止まりませんでした。 伝わる言葉が真摯で優しく、胸に、心に、迫ります。 読み終えたいま、誰かれ構わず「ありがとうございます」と言いたい気持ちでいっぱいです。 素敵な作品に出逢えたことに感謝しております。 「ありがとうございます」 ぜひご一読を。

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★★★★★
2010/07/25 10:09
言葉の渦へ

テンポ良く弾む言葉のリズムで紡がれていく詩。 男性目線で綴られているけど、にやにや頷いてしまうという不思議な感覚に包まれます。 読み終わる頃には、この作品の虜に。 表紙の「変な意味じゃないよ」を確かめるためにも、是非ご一読を。

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★★★★★
2010/06/19 08:16
憎しみの影に。

大切な人の命が尽きた。 そのとき人は、何に復讐をすれば良いのだろう。 願いを叶えてくれなかった神様? それとも命を刈り取っていった死神? そして主人公は、ある決断を下す── ファンタジー要素が織り交ぜられてますが、現実味を帯びた描写により、実際に今どこかで繰り広げられているかのよう。 ラストは何度読んでも号泣しそうです。 ぜひご一読を。

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★★★★★
2010/03/08 19:25
ネットリスク

ケータイ小説を書いている花音。 それを応援する立場にいた、いちファン。 尊敬や敬愛の念が、一瞬にしてその姿を変貌させる。 その先にあった結末とは? ケータイ小説に限らず、ネットを利用していることでのリスクについて考えさせられる作品でもあります。 若年層のユーザーさんが増えてきた今こそ、読んで頂きたい作品。 息もつかせぬようなゾクゾクとした展開を味わいたい方にオススメです。 ぜひご一読を。

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2010/02/06 03:33
閉鎖から解放へ

精神病院の内情や、入院患者さんの症例を含め、院内を案内する方式の作品です。 人はこんなにも純粋で、とても優しいのだと、この作品に教えられました。 微笑ましい光景やハラハラする場面、そして切なくなるお話など、様々な要素で仕上がっています。 ぜひご一読を。

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2009/12/13 15:37
閉じられた教室で

いつもと同じはずの教室。 とりたてて仲が良いというわけでもないクラスメイト5人。 しかしあることがキッカケとなり、彼らは教室に取り残されてしまう。 本来ならば、決して繰り返すはずのない、時間。 幾度も巡り来る三分間の中で、彼らが打破すべきものとは──? ジュブナイルという言葉がしっくりくる作品。 大人とも言いきれず、だからといって子どもでもない年齢の彼ら。 紆余曲折という言葉にまとめるにはもったいないくらいに、丁寧に葛藤や心情が描かれています。 まるで一本の映画を観ているかのようでした。 悩める15歳の方にこそ、是非読んで頂きたい作品です。 ぜひご一読を。

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2009/11/19 20:30
戦慄

牧村ワカナを今日こそ捕獲するため、付け狙う黒い欲望。 じわじわと内面を侵食されていくような心理描写に、ただただ戦慄しました。 尋常じゃないくらい心臓が跳ね上がった頁から一転。 あっと思った時にはもう、作家様に「しめしめ」と捕獲された気分です。 ぜひご一読を。

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2009/11/13 10:13
表紙からノックアウト

会話文だけですが、なぜか頭の中にキャラが登場して、ジェスチャー付きで笑わせてくれます。 描写がなくとも、そのくらいキャラ立ちしているのは、やはりネタが上質だから。 完結させるのはもったいない!! 是非ともシリーズ化をお願いしたいです(笑) ぜひご一読を。

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2009/11/06 22:12
踵を三回鳴らして。

オズの魔法使いをモチーフに描かれた作品。 原作を知らなくても読めますし、冒険ファンタジーを読んだことのない方もぜひ読んで欲しいです。 優しさと繊細に彩られた描写で、人との関わりや絆を丁寧に描いていて、涙なしには読めません。 心にぐっと響く言葉の一つ一つを、ぜひ堪能して下さい。 オススメです。

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2009/09/02 16:17
刹那のとき

気にも止めていなかった生徒会長。 いつしか彼女のペースに巻き込まれていく主人公。 徐々に会長の謎が明らかになっていき、最後に主人公がとった行動とは─? 人は永遠を願うけれど、刹那のときを抱えれば、それは永遠になる。 澄みきった空のような読後感です。 ぜひご一読を。

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★★★★★
2009/08/31 14:49
思いやる気持ち

自らのせいで、大切なものが奪われた。 歌姫の声を取り戻すため、ラウトは旅に出る。 お互いがお互いを思いやる気持ちは、何者にも負けず、何物にもかえがたい。 そう感じさせてくれる、正統派冒険作品。 ぜひご一読を。

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2009/08/30 14:05
進入禁止!!

乙女の聖域を荒らす、いけすかないアイツ。 ここは進入禁止! 幼なじみ三人、一緒に過ごす毎日が、あることをキッカケに少しずつ変わりはじめる。 変わるのが怖い。 どうやって変わればいいの? そして、選択に迷ったとき。 そんなときは、ぜひこの作品をどうぞ。 おすすめです。

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2009/07/27 05:11
リアル

「七瀬リオ」というアイドルの手記形式で進められる作品。 まるで本当に存在したアイドルと見紛うほどリアルな言葉で綴られ、圧巻。 彼女が体験したことも本当にリアル。 華々しいだけの軌跡ではない、だからこそ人間味のある作品です。 ぜひご一読を。

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★★★★★
2009/07/24 22:49
サイダーのような恋

しゅわっとはじける、そんなサイダーのような恋がしたい―― 出逢いは突然にやってきて、人生最悪の拾いものをしてしまったけれど。 波乱に満ちたひと夏を越して、その気持ちはどんな想いになるのか。 サイダーのような爽やかな読後感を、ぜひ味わって下さい。

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