神谷りんさんのレビュー一覧
学校1の不良“玲”に気に入られて付きまとわれることになった主人公“遥”。 初めは怖くて苦手なタイプだと思っていた遥だが、付きまとわれて玲の素顔を知るうちに… 全体的に対立する高校の不良グループの衝突というお話だったのですが、読了後、この小説はなんだかほのぼのとした印象が残るお話でした。 普通女子な遥がどんどん行動派になり、変わっていくさまが可愛く、健気に映ったからかもしれません。 個人的にツボなのはこの主人公たち苗字呼びなんです! お友達や元カノに対しては名前呼びなのに、、、そこがまた初々しさがあって良かったです^^ 次のオマケ小説は12年後とかなり飛びますが、12年後二人がどうなっているのかも気になります。 オマケ更新も楽しみにしていますね!
余計なシーンなど一切なく、けれど細やかな表現は読んでいて飽きがない。 一度読むと止まらず、ほぼ一気読みでした。 青薔薇と呼ばれる盗賊“ユエ”が一枚の絵画を盗んだことから始まるこの物語。 絵画を欲する政界の重鎮、その重鎮を消そうと目論むマフィアたちを巻き込んで進んでいく過程はとてもリアリティがあり、わくわくドキドキしました!! 本作のヒロインの“シホ”がユエに敵対したところはひやひやものでしたが、あのような結果になりホッ。 掴みたくても掴めない、一緒にいたくてもいられない切なさがユエの心情を通じて伝わってきて、やるせなさが襲いましたが、そのままラストを迎えても何故か心は穏やかでした。 想いは通じ合わなかったのに、何故かあれで良かったんだと思える自分がいます。 ヒーローとヒロインが結ばれるようなハッピーエンドじゃなきゃイヤ!という人の価値観を変えるかもしれません。
シリーズを通して1513ページ ページ数でみると怯みそうですが、スラスラと読めたのは読みやすい文章、飽きさせない展開、登場人物の魅力所以でした 伊織のぐらぐらと揺れる恋心が最後の最後まで楽しめるこの作品 元彼・しゅーちゃんと、上司・桐谷部長の間で揺れる姿はもやもやすることもあるかも!? しゅーちゃんか桐谷部長どちらかに決めて!と願うも、見事Ⅲまで悩みきった伊織^^; もやもやしながら伊織の恋を見てきましたが、それでも伊織を嫌いになれなかったのは彼女が恋に一生懸命だったからかな…と そんな伊織の恋模様は見ていて飽きませんでした ドロドロの三角関係でしたが、サラッと読めたのは端々にコミカルな描写があるからこそ 読み始めたら気になって止まらないと思います そして、個人的には一気読みして良かった… この作品、いろんな意味で心臓に悪いですから^^; そんな究極の三角関係を是非!