「キミがハルちゃん、だろ？」 その言葉から、二人は始まった―― ｢ハル、結婚してほしい。 絶対にハルのもとへ帰ってくる。 だから 信じて待っててくれないか？｣ 彼のプロポーズに 彼女(ハル)は言った―― ｢･･･ごめんなさい。 貴方のことは大好きだけど 待つ約束はできないの｣ ３年後― あの約束は結ばれなかったが それでも彼は言葉通りに 彼女のもとへ帰ってきた。 ｢やっぱり俺には ハルじゃないとダメなんだ･･･｣ ｢私も貴方だけよ･･･｣ ｢ハル、 今度こそずっと傍にいてほしい｣ ｢･･･ごめんなさい。 私は貴方の傍には いられないの･･･｣ 互いに相手を思い合うも 頑なに彼を拒み、 一線を越えようとしない、彼女。 ｢ハル、 いったい何があったんだ？｣ 彼が彼女の秘密にふれるとき、 二人のとまっていた時間が動き出す―― 若きプロサッカー選手 篠宮 尚 (27) × 頑なに彼を拒む女子大生 ハル (22) ３年の月日が 彼と彼女の間に もたらしたものとは･･･？ 彼(ナオ)と彼女(ハル)の ３年越しの切ないラブストーリー ＊Re-Start＊2014,10,21〜