ΚΙΒΑさんのレビュー一覧
心の奥に秘めたこの想いの全てを、声に出して伝えたいけれど…。 仄かに色づく桜を眺めて、貴方はなにを想い、なにを思い出しますか？ 読了後には柔らかな桜色に包まれ、優しい気持ちになれます。この時期にぴったりなお話しです。
貴方の大切なものは何ですか？愛情？友情？お金？思い出？仕事の成功？それとも自然への畏敬の念ですか？ この中でも、この中以外でも、日々の忙しい生活に追われ、忘れてしまっていたものはありますか？ そんな時にこの作品を読んで頂きたいと思います。きっと忘れ去ってしまっていたものを思い出すでしょう。 タイトルにもあるとおり、大切なのは祭りの後です。それを貴方自身の目で確かめて下さい。
何処からか可憐な声が聞こえる…その声はとても小さく、耳を澄ませないと聞き取る事は出来ない。 その声を聞き取り、辿った先に、主人公は気品のある色香を纏った日本美人を見た。 日本の美しい四季を、その四季に漂う風情を、細やかだがすんなりと理解出来るように描き出した良作です。 その美しさを貴方にも…。
優しくて暖かいおばあちゃんと、とっても幸せに暮らしているクロ。そんな幸せな日々を脅かすのは…。 何故人は争いを繰り返し、互いを傷つけ合うのでしょう？様々な事情を考慮しても、命より大切な物は無い筈なのに…。 躍動感のある描写に、細部に渡るまで描かれた背景。１１ページの中に綴られた、クロの思いの全てを貴方も読んでみて下さい。 何かきっと、貴方の心に残るものがあるでしょう。
暗闇の中で仄かに放つ蛍の光…その柔い光には何が照らし出されているのか…。 古き良き時代の日本を、色濃く描き出した多彩な描写は、日本に生まれて良かったと心が和んでしまうでしょう。 永久に変わる事のない愛など存在するのか？と思われた方には是非読んで頂きたいと思います。
丸腰デパート保安課の中で繰り広げられる、日常の中の非日常が堪らないほど面白いです。 主人公と一緒に突っ込みまくりながら、いつの間にかラストまで読み進んでいる自分。終わって欲しくないと願いつつ、ページをめくる指を止められなくなります。 貴方の周りで、携帯を片手にクスクス笑っている人は居ませんか？その人はきっとこの作品を読んでいるのでしょう。 お勧めです！
その感情は誰しもが持っている…だがその思いが強ければ強いほど、トゲが成長していく事を知っていますか？ 間違ってもこの作品を侮る無かれ！読めば本当に胸が痛く感じます…。 あれ？嘘だと思いました？なら一読下さい…ほら…貴方の胸にもトゲが…
突然、自分の子宮にはピストルが向けられていると知ったなら…。 人を愛する事は素晴らしい事な筈なのに…病気と共にやってきた、不安や恐怖、絶望に失望…その先で主人公が掴み取る答えとは…。 女性なら人事では済ませられない問題だが、是非男性にも読んで頂きたいと思います。 短いページ数の中に込められた、著者の願いや想いを読み取って下さい。
若い翼の純粋で真っ直ぐな気持ちに、失しそうになっていたものを思い出させて頂きました。 テンポ良く読めるように作り上げられたこの作品は、正に携帯小説と言って良いかも知れません。 だがテンポの中に隠された、互いの深い想いに注目です！純愛そのものなこの作品を読めば、きっと貴方にも笑顔が溢れるでしょう。
当たり前に迎えると思っていた明日…だけどその当たり前な明日に、貴方の大切な人が居なかったとしたら？ 心を込めて書いた文章は、必ず相手の心に届くのだと再確認させられた作品です。 普段は全く泣かない私が、読んでいる時は溢れ出てくる涙を抑え切れませんでした。 レビューとして成立していないとは思いますが、読ませて頂き有り難う御座いました。
その美しい模様は、心の奥底から溢れ出る優しさを表しているのかも…。 未だ幼魚だった主人公沙織は、ある日板前さんの手によって、運命を塗り替えられてしまった。 成魚に成長していく過程の中で、重たい運命を背負わせられた沙織は、その美しい心で何を思う…。 幅広い読者層に受け入れられ、考えさせられる作品だと思います。 貴方も秘箱を覗かせて頂きましょう。
レビュータイトルは私がこの作品を完読後に感じた言葉です。 女子高生の主人公が鮮烈に描かれていて、揺れ動く心中には様々な感情が巡る。 葛藤を繰り返しながらも、懸命に生きる主人公が見つけた先には何が有ったのか…。 感情の起伏に富んだ涙腺が緩むストーリーです。
幼い子供の豊かで優しい感受性が伝わってくる、暖かい絵本のよう。 是非大人に読んで頂きたいとお勧めする一作です。
主人公は女性なのですが、男性読者として翼目線から書かせて頂きます。 年齢としては未だ少し幼いながらも、好きになった女性に対する想いは一人の男…。 大切な人を想い続けて、守り続けたい…そんな強く誓う姿に、年齢は関係無いのかも…是非一読あれ。
外は粉雪がしんしんと降り積もり、互いを見つめて微笑む豹と涼子…。 １０ページだから？１０ページだからこそ！ 聖なる夜に？聖なる夜だからこそ！ そこに貴方の心も暖める愛の詩が有る…。
運命と言う名の巨大迷路…その中を必死になってゴールを目指す二人。 その前に立ちはだかるは…カリキュラム・人間関係・育った環境…障害に悩まされながらも魂で繋がる二人のゴールは… 秋山さんの見事としか言いようの無い世界観にハマっちゃう事間違い無しですよ！
女性が描いたとは思えない程見事に男性目線で描かれています。 人間としての弱さ故悩み藻掻く…リアルな人間の心理描写が凄く魅力的な作品です。度肝を抜かれるラスト…必読ですよ！
それぞれ個々の人間の思惑がタイトルの通り目まぐるしく廻る。 別々の人間の考えが交錯し、バラバラに見えるピースが、少しずつパズルのように組み合わさって完成していく感覚は、読んでいて爽快です。 読めば読むほど秋山さんの世界観にハマってしまいます。