「一万年と二千年前からあ・い・し・て・る～！」 「どんだけ！？」 「せ～かい中の誰・々より☆」 「やめろって！」 俺、椎名多架斗は何の変哲もない中学三年生(自分で言っててむなしいな)だったのだが、ある日突然変な女から愛を叫ばれてしまう。 容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能…なのに何故、彼女はこんなにもおかしいのか？ 世の中には恋をすることで強くなれる女の子がいるって…強すぎだから！ そう、知らない間に目で追われていたり…。 「んーあれ？　双眼鏡の調子が悪いなー…」 「………」 …ガン見。(しかも双眼鏡で) そう、名前を出すだけで話に食いついてきたり…。 「多架斗くんの話ならたとえ２ｋｍ先でもわかっちゃうよ！」 「怖いよ！」 …聞き逃さないｗ そう、あいさつだけで嬉しそうにしたり…。 「おっはよーん多架斗くんっ！　今日も愛してるぅーっ！！」 「愛の言葉だからそれ！」 …恋をすると、女の子は強なっちゃう！？ もはやストーカーに近いヒロインと、純情小年のはちゃめちゃコメディ！