プロフィール
うとうとしつつ生きてる学生
できれば魔法使いになりたい
今は書いておりません ( ᵕᴗᵕ )
▼オススメ掲載
『世界征服狂走論』
17.08.01
▼連載開始
『夏ノまにまに現夢幻記』
16.07.02〜
▼〒颯希れぽ
最終便:17.01.05
作品一覧
公開リスト一覧
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8年経って変わったこと、たくさん。 変わらなかったこと、君の声と、この想い。 今日も明日もその先も 言いたいことを言い合って、君の声と笑い合いながら、そうやって僕ら、生きていこう。 「冬和の声が澄んでいるってこと、あのとき気づけて良かった」 繰り返された数年越しの言葉に、ひどく懐かしさを覚えてじわりときてしまいました。高校時代から紡がれてきたふたりの物語を、まるでずっと眺めていたかのような。重ねた時をゆっくり懐古するような。そんなあたたかい気持ちになります。 時が流れてもずっと好きで、ずっと信じていられて、ずっと帰りを待てる。そんなふたりの関係が可愛くて素敵で、まさにおしどりカップル。作り出される空気がやっぱりふわふわと優しくて癒されました。人を想うっていいな、と心動かされます。 素敵な物語をありがとうございました。そして冬和くん月歌ちゃんおめでとう。ぜひ、御一読を。
静かで 深くて 暗くて 深海のような、夜。 互いに背を向け合っておやすみの時間。 目が覚めたって朝は来ない。 それでいい。あなたは一生、知らなくていいのだ。 * たった三頁の物語の中に切なさと憎らしさと、抑えきれない愛しさが凝縮されていました。泣き喚いて訴えているわけではないのに確実に胸の奥に浸透してくる叫び。この短い世界でこんなにもふたりの物語を深く紡げる由仁さんの文章がほんとうに好きです。後書きに書かれていた「ひとつの愛の終着」という言葉に何度も頷いてしまいました。 どうかいつか、ふたりがそれぞれの幸せを捕まえて朝を迎える日がきますように。胸に響く素敵なお話ありがとうございました。ぜひ、御一読を。
現代の格好に身を包んで 紺色の町を歩く彼 確かに現実はそこに在るのに、どこか御伽の世界へ迷い込んだような。日本の歴史を刻む町、それなのに時の流れと共に現実感はすっかり消えた。まばたきのうちにすべての物語が動いてしまったような。 異国情緒を感じさせる空気の色、それでいて懐かしくもの哀しい情景。ちぐはぐで美しい世界でした。 「ここはさながらポラーノの広場さ」 彼と彼女の理想郷でのひとときは、古い写真のように色褪せたりはしない。もう一度造ろうなんて、思ったりはしないけれど。 彼は目を閉じて思い出す。 一歩踏み入れれば浸かれるような、哀愁と共に自分の過去が蘇ってくるような。それでも、最後は彼女の言葉に救われる。素晴らしい世界観でした。素敵な作品をありがとうございました。 ぜひ、御一読を。
薄暗い 刑務所の中で 繰り広げられる なんてことない雑談の記録 青年の独白 歪んだ口元から紡がれてゆく すべては 大切な人への愛ため 「だってボクがここにいるのは名誉なことですからね!」 そう言った青年の瞳は ひどく澄んでいたことでしょう だって愛しているのだから だってすべて 彼女のため なのだから * 視点も景色も感情も読み取れず、隔離された空間にいるかのような錯覚を覚えます。群像劇のようなストーリー展開、いつまでも無邪気な青年、何も語らない主人公。すべての演出にぞくりと身震いしました。 何かに引き寄せられるようにページをめくる手が止まりません。 青年にとって最高のハッピーエンド。メリーバットエンド。 濁りのない、青年の愛の話です。 捕まってみてください。ぜひ御一読を。
しっぽ触られんのはうざいし、ご主人さまを悲しませたらネコパンチ百裂拳するし、困らせたらほっぺた引っ掻くし、 人間だったら、彼氏だったら、もっと大事にするのになあ。 * 斬新な黒猫目線。それなのに違和感なくふんわり心になじんで、感情移入すらしてしまいました。ネコ特有の表現とか行動とか、いちいち可愛いし面白い。これだからかなさんは!好き!と思いながらつい声を出して笑ってしまいました。数十分、最初から最後までこの世界の中。 生き物が生き物を好きになるって、こういうこと。幸せだったり辛かったり甘かったり苦かったり。やっぱどうしても好きだったり。1匹と1人のおかげであかねのいいところ可愛いところがたくさん見れました。だから「好き」に人間も動物も関係ないんだって。そう思いました。 最後にひとつだけ。登場生物、もれなくみんな激可愛いので注意です。 素敵なお話ありがとうございました!ぜひ御一読を。
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