ずっと昔､ お母さんに聞いた話｡ 冬になるとこの町に 咲くはずない花が一輪だけ咲くんだって｡ その花が咲く場所はバラバラで､ 探すのはすごく難しいらしい｡ でもそのかわりに見つけた花を好きな人にプレゼントしたり､ ２人で一緒に見つけたら… ２人はずっと赤い糸で結ばれる｡ そんなあるようなないような伝説の話｡ お花が大好きな私は 好きな人とか赤い糸とか そんなの関係なく 一度でいいからその花､ 冬花を見てみたい!そう思っていた｡ あの冬までは…

いつもいつもキミラブな私｡ そんな私がキミに言えない小さな小さな心の声を､ キミを想い過ぎて 積もりに積もった心の声を､ ちょこっとだけ… 声に出してみるよ｡ キミに届きますように…

『ねえ､知ってる？ この町にある不思議な噂のこと!!学校の裏にね､大きな丘があるでしょ？そこに､【空への手紙】を書くの!!そしたらね…お迎えがきて､空の上にある魔法の国へ連れていってくれるんだって!!成功した例はないらしいけどね…!』 普通の町で 普通の女の子におこった 不思議なお話 あなたは【空への手紙】を 信じますか？