とりあえずアルバイトで、スーパーのレジをやってみた竹野 薫。気が付くと、三年後にはリーダーに…。竹野を中心に、トラブル、恋愛、努力、感動…様々な事が、目まぐるしく起こっていく。 あなたも、スーパーのレジの仕事をやりたくなる…かも…。

蒼く無数に光流れるｽﾀｰﾀﾞｽﾄ…。 僕達は、確に…『そこ』に存在していた。 …そう、幾万の中のかけらにすぎなかったが…。

３月の暖かな日曜日。 私、海野桜風(うみの おうか)は、昔住んでいたこの地に戻ってきた。 「…やっと会える。」 そう、親の反対を押し切って、私は偏差値がお世辞にもいいとは言えない『桜花学園』に、４月から入学予定なんだ。 何処までも続く地平線。深い青にマッチしている白い砂浜。海風が私の髪を撫で、昔と全然変わっていない風景…。 「…会いたいけど、気付かないかもね。」 私は県１の高校に受かったんだけど…。どうしても。どうしても、高校だけは、桜花学園に行きたかったんだ。 ううん…、来なくちゃいけなかった。 その始まりは、まだ私が小学校の頃のことなんだけどね…。