瀬里菜さんのレビュー一覧
背筋がゾクゾクするようなホラーとサスペンスがたっぷり味わえる作品。 妖艶な美しさをもつ少年との出会いから物語はスタートする… 数々の謎をちりばめられた前半部分。 映像を見せられているかのような引き込まれていく描写は、瞳にやきつき、胸に刻まれていく。 物語は一気に展開して更にのめりこみ、続きが読みたくてうずうずしてしまう。 スケールの大きさ、内容は果てしなく深く構成が完璧。 色々な謎が溶けていく後半部分は納得と驚きを繰り返して全く飽きさせない。 携帯小説でこれほど面白い作品をタダで読めるなんて、ほんとにお得です。 サスペンスの中に、儚く胸をえぐられるような哀しい愛。 堪能してください。
妖しい魅力をもつ男 に惹かれていく主人公のナオ。 決して好きになって はいけない… そうわかっていても どんどん惹かれていく。 身も心も彼におぼれ 彼がすべて。 彼のためなら、彼のそばにいられるならば…… この命をかけても…いい そんな一人の少女が出会った想像を絶するラブストーリー。 巧みな文章に酔いしれて、ストーリーの展開にも全く無駄がなく、構成が完璧。 読み応えたっぷり。 描写もとても詳しく丁寧なので、映像を見てるみたいにイメージもしやすくて、常にハラハラドキドキさせられてしまう。 読み出したら、最後まで読まされてしまうでしょう。 ラストはもう感動で涙しました。 ほんとにオススメです。
大人気のラブレッスンの番外編。 ラブレッスンは由宇さんの視点から。 そしてこちらは歩の視点から。 ラブレッスンでは知りえなかった歩の過去の強烈な秘めた一途すぎる想いが丁寧に綴られています。 前作の二人のキャラの雰囲気そのまま、細かい辻褄がとても完璧に綴られて、何度も納得させられました。 その丁寧な心情や完成度の高さから、まるで実在する二人を見ているような気にさせられる。 そして ラブレッスンのその後の二人もラストでしっかり堪能できるはず。 出来ればラブレッスンからお先にどうぞ。 番外編のラストが二倍の喜びとニンマリ感がアップするはずですから…
とにかく数ページめくってしまうと、 夢中になってのめりこんでしまう。 読みやすさ。テンポの良さ。 飽きさせないストーリー展開。 主人公の志乃ちゃん がとてもナイスキャラ。 それに匹敵するくらいの脇役キャラたち。 切ないはずなのに 悲しいはずなのに 土壇場なのに? いろんな試練を 全て笑いとばしてしまえる主人公のたくましさ 根っからの明るさが好き。 何だかものすごく元気がもらえる作品です。
恋愛ジャンル初の 海月さんの作品。 私は、海月さんのファンタジーの世界で織り成す、描写や構成力のすごさに脱帽なのですが、 恋愛もハマりました。 ほのぼのした雰囲気 に、天然の可愛らしさを兼ね備えた主人公のマユ。 ポーカーフェイスだが、内心の優しさがキラリと光るハルヒコくん。 この二人の出会い方 に度肝を少し抜かれ、気がつけば、ページを巡る手が必死。 マユちゃんの行動や 思考に、たくさん笑ってますます、のめりこみ、 いつしか、しっかり 浸って一気にラストへ。 海月さんの作品はいつも脇役キャストたちも輝いていて、また物語を支えているなくてはならない存在。 そんな脇役キャストたちにも注目。 とにかく読んで損はなしです。
思いのまま? 感じるまま? たった七ページの中に 人の儚さ 人の愚かさ 人の弱さ 人の寂しさ みたいなものを強く感じた。 ドキンと胸に残る言葉の奥深さにもう一度読み返してみたくなる。
母親が再婚した。 相手の連れ子は危険な香りプンプンのいい男!! 秘密の恋は やはり一瞬で燃え上がり? 危ない恋へと発展していく。 だけども エロかわいい2人のやり取りが楽しい。 ジリジリの焦らし具合もお上手。 禁断? の危ない2人の関係を作者愛川さんの手にかかれば、こんな風に素敵に描きあげることが出来るんだなぁと感心しました。
モテるカッコいい2人の男の子。 なのに 何故かクリスマスには悲しい思い出しかなく… 今年こそは彼女と甘いクリスマスを過ごしたい。 男の子の可愛いい胸のうちがたくさん溢れています。 そして 後半のテンポのよさ 早い展開と笑いのセンスに楽しませてもらえます。 2人のイブの夜の願いは叶うのか? 覗いてみてください
4人で繋げるリレー小説の続編。 本編から読んでも 1人1人が短いページ数の作品なのでスラスラ読み進めることが出来ます。 しかも… 本編も続編も予想もつかないハラハラドキドキの展開と 主人公4人の交錯する恋愛模様 シットリと切なさ溢れる心情にもぐっと心がしめつけられる。 そして それぞれの作者のストーリーを繋げて膨らませていく力。 綺麗で丁寧な描写。 一味も二味も楽しませてくれます。 リレー小説ならではの面白さにあなたもはまってください。
本編であかされなかった2人の再会までの長い時間が 今……幕をあける。 「きっと見つける」 そう誓ったあの日。 世界中でたった1人の大切な愛しい人。 どんなに遠く離れても… どんなに会えない時間を重ねても… 心の中でずっと思い続けてやまない一途な恋。 こんなに純粋で ひたむきな恋に触れることができて、感動で胸がいっぱいになりました。 困難に立ち向かう強さ。 周りの人全てを思いやる気持ち。 彼の前向きな生き方や考え方がとても魅力的で、あたたかい気持ちと勇気をもらえるんです。 そして この作品の登場人物全ての人がとても素敵であったかい。 この作品に出会えてよかった。 素直にそう思いました。 出来れば本編を先に読んでいただきたいです。 感動がもっと増すはずですから。
過去の出来事が 新しい「恋」に対してほんの少し臆病にさせる。 なかなか踏み出せない一歩。 不安や戸惑いの中 翼と千夏は少しずつ少しずつ愛を育てて乗り越えていく。 やっと見つけた 自分が自分でいられる場所。 揺るぎない愛。 永遠の愛。 でも…… 運命のイタズラ? 神様は2人を試しているのだろうか? 本当に結ばれる2人ならば たとえどんなに離れていても どんなに月日が流れても たとえ記憶が消えても… また恋におちるはずだと。 2人の微笑ましい会話と繊細に描かれる心情。 後半部分がセツナイ分 ラストは素敵な余韻が残ります。
たくさんの見知った作家様たちのお名前が出てきます。 それぞれの 個性豊かなキャラが元気で勢いがあり 時には暴走します(笑) その会話のキャッチボールが妙に笑えて笑顔にしてくれます。 コメディ要素だけではなく… 特に後半、ピュアな恋愛要素もグィっと胸に響きます。 どんなに長く生きても亡くなった後… 人はこの世に数々の未練や後悔を残す。 それが短い生涯なら尚更。 でも こんな風にもしも願いが叶うならば…… とても素敵。 あたたかいラストは作者オキルスさんそのものだと感じました。
2人の男女の熟した「恋人」の期間と 「夫婦」の期間の物語。 恋人期間を長い時間過ごしていると 当然やってくる倦怠期?に似た感情。 「結婚」というステップはいつ訪れるのだろうか…? 彼女の繊細な心情が共感をうみます。 そして 結婚生活もやはり長く夫婦を続けていくと必ずしもやってくる問題? ぶち当たる問題? かもしれません… 長く一緒にいるからこそなかなか言えない想い… でも… 長く一緒にいるからこそ相手も同じように悩みを感じてくれているのかもしれない。 そんな風に思える 心があたたかくなれる作品でした。 熟してるカップルのあなた… 読んで見てください。
2人のはじまりは体から… まだ恋が始まらないうちに2人は体を求めあってしまった。 こんな関係に胸を痛めつつも離れられない愛美… 「好き」という気持ちをなかなか自覚できなくて 気づいてもどうすることも出来なくて 幾度もすれ違いが生じる2人の切ない恋。 繊細で素直な心情の数々に胸が切なくなります… 恋愛要素だけではなくて、愛美を見守り支えてくれる友人たち。 あたたかい友情にほんとに感動。 そして将来の夢が何もなかった愛美が見つけた素敵な夢。 その夢に向かって一生懸命に歩きだす姿。 彼女の成長にもきっと読者に素敵な何かを感じさせてくれるでしょう。 さすがオススメ作品。 ラストは泣きました。 心に沁みる作品です。