さやさやと凪ぐ 春風のなかを 颯爽と、しなやかに 軽い足取りで往く。 蒼く輝く 絹のように艶やかな黒髪を 風が撫でる。 弄ばれた前髪の下に覗くのは 飽くまでも透き通った 青灰色の瞳。 ロシアンブルーのような 奥深く不思議に煌めく瞳に 私は心を奪われた。 ************************ 中学の入学式で芽生えた 姫乃の有への淡い恋心。 高校生になり、 有の一時の激情によって ふたりの関係は変化する。 ************************ 「カラダの温もりは感じられても こころに触れることは できないの…？」 .

　 　 　 　 「オレ、３年以内に結婚します」 月杏(つきこ)が こよなく愛する アーティスト・ショウが ある日突然 結婚宣言してしまった 憂鬱な気分で出社する 月杏を待ち受けるのは パートのオバサンの 陰険な嫌がらせ 「もおおおっ！ こんな会社、辞めてやる!!」 一昔前は 結婚適齢期と云われた クリスマスイヴ(24歳)の 月杏は会社を辞め、 運命の相手を捜す 旅に出る 『美形』で『セレブ』な 『王子様』を求めて 「運命の赤い糸ってもんを 自力で無理矢理 手繰り寄せてやるんだから！」 旅先で出逢う 運命の人とは…？ 2008.03.07 start～ .

　 　 　 　 　 『　もしも叶うなら 今宵一夜の あなたを　ください 　　　1037号室にて　 　　　　　　ハルヒ　』 あなたに贈った わたしの 精一杯の言葉でした