短大を卒業し就職もせず彼氏にもフられ、引きこもりだった花菜。
実家に戻ると初恋の人だった亮輔がいた。
最初は苦手で嫌悪していたけれど、夢を持ち、夢を追う彼に惹かれていく。
彼のそばにいたい。
そして花菜も彼と同じスーツアクターを始めることに。
幼い頃の思い出の場所、遊園地でのヒーローショーを舞台に二人の思いは揺れ動く。
お互いを思い合っているからこそ上手く伝えられずにギクシャクしてしまう二人がもどかしくて、なんとかならないのかとハラハラさせられます。
亮輔だけでなく、個性的で温かいスーツアクターの仲間たちのおかげで前向きになっていく花菜にも注目です。
子供たちに夢を届けるスーツアクターのお仕事の裏側も細かく描かれていて、とても楽しくて温かい作品。
是非、読んでください。