『愛して欲しいなら、そう言え』 『お前は、誰かに愛されたいのにお前は、誰も愛そうとしない』 『昔の俺に似てる。放っておけねぇー』 『俺がお前を愛してやる。だから、そんな冷めた目してんじゃねぇー』 そう言ったのは、 どこか冷たい瞳をした、 けれど優しさを持った強い瞳をした彼だった。 その瞳に吸い込まれそうな彼の言葉と心と共に強く抱きしめられていた。 ～LOVERS AGAIN～ もう一度、誰かを愛せるなら、これが最高で最後の恋でありますように・・・。 バカみたいに、子供みたいに強く願った・・・。

『ごめんな、俺、サクにしか興味ねぇーから』 悲しそうな顔をして、目を伏せて、そう言った。 そんな顔をさせたかったわけじゃない。 そんな声を聞きたかったわけじゃない。 ただ、あたしが気持ちを抑えられなかったんだ。 でも、あなたから聞く『ごめん』が、こんなに胸が痛くなるなんて気付きたくなかった。 あなたを好きになりたくなかった。 あなたは、あたしの大好きな“あの人”の恋人なのに・・・。