戦大将さんのレビュー一覧
展開が早い。 内容が突飛。 それでいて読者に訴えるメッセージ性を感じない。 何でこの程度? 全然ダメです。 作者に言いたい。 あなたは、こんなもんじゃないでしょう? まだ足りない。 もっと暴走できるはずです。 何故、このテンションでもう少し長く書かなかったのか? 面白過ぎるけど、それでも笑い足りない。 しかしホントによく思いつくわ、こんな話を(^^;) へ? それなのに何で星1かって? だって星6つ付けたいけど、5つしか付けられないので。 仕方がないので、上乗せ追加分だけが表示されてます。 それに星5のありふれたレビューより、星1レビュー作品の方が皆さん興味を持つし。 今の日本人には、笑いが品不足ですので。
例えばスポーツで勝負に負けた時、試合の相手を責めるだろうか? 例えば自分で作った料理を出した時、美味しくないと言われたら相手の味覚が悪いと言うだろうか? 自分の弱さを認められない者に飛躍は無い。 創作する上で、最も根本とも言えることを気付かせてくれる作品です。 特に大賞エントリーされた多くの方々、この作品を読んで何かを感じ取って頂ければ。
…と思わせるような「殺人者の心理描写」が、秀逸過ぎて圧巻。 野いちご作品内でも、ここまで緻密で現実味ある描写を盛り込んだ作品は極めて少ない。 一見軽く見える外見に、こってり濃厚な内面。 シュガートーストの上から小倉あんを塗り、更にホイップクリームをモルタルのように塗り込んだ物を、今日からダイエット始める人の前に置いたような作品です。 そんな「背徳」「渇望」などが味わえる、異常で異端で異質な作品。 内容がアレなので「是非読んで」とは言いづらいですが、それでも一読の価値あり。
この作品を拝読及び完読させて頂くのは二度目。 前回読ませて頂いた時、何故レビューを書かなかったのかと反省してます。 約50ページの短編、しかし長編作品に勝るとも劣らない『深さ』を味わうことができます。 その『深さ』とは何なのか… それはこの作品を読み終えた方のみが味わうことができる感覚であり、そしてまた読む度に新しい『深さ』を発見できます。 桐谷ルイさんの描く『大いなる物語』の出発点でもあるこの作品、是非とも『頭』ではなく『魂(こころ)』で読んでみて下さい。
読み終えた後、心に温もりが染み渡る… 一本の映画を見終わった後の余韻にも似た興奮と感動が、このレビューを書いている間にも残っています。 それは、この作品の世界や登場人物に息吹を感じるからでしょう。 ファンタジー食わず嫌いな方も大丈夫。 登場人物は多くなく、それでいて壮大な世界を感じられます。 ロニィとエドガーの冒険に、貴方も付き合ってみませんか? この素敵な作品、そして書いて下さった櫻井 摂さんに感謝の気持ち一杯です。 本当に素晴らしかった。 ありがとう!
模範的ファンタジー作品。 1ページの文字量は多いが、それを読み手が苦痛に感じない滑らかな文章。 背景や舞台を自然と頭に浮かばせる描写力。 無理の無い展開と、主人公ジークをはじめとするキャラクター達の緻密な設計。 どれをとっても秀逸な作品で、正直ここまで完成度の高い作品は後にも先にも多くないのではないでしょうか? ファンタジー作品を読んだことの無い方々にも、是非読んで頂きたい。 「これが小説だ」と、胸を張ってオススメできます。
なかなかケータイ小説では馴染みの薄い巨大ロボット作品… ですが、この作品の本質は中盤から終盤にかけての展開にあります。 全40ページの短編作品です。 ケータイ小説の枠にとらわれない、こうした意欲作が増えることを期待して。
学園を背景に始まる、どこかコメディチックな展開。 しかし、この作品の恐怖は加速度的に突然始まります。 案外、恐怖は身近に潜んでいるのかも知れません。 そう、身近に…
最初に言っておく。 この作品はフィクションです。 が… フィクションなのか、どうなのか、途中から混乱すること必至。 野いちごへ作家登録をされている方々は、特に。 そして読み終えた後、実は我々サイト利用者への様々な警鐘が込められていることに気付かされます。 色々な意味で、本当によく出来た作品。 この夏休みの読書感想文推薦図書に指定したいくらいです。
小説を書くこと、なぜ始めましたか? 聞かれたら大概の作家さんは「書くのが楽しいから」と答えるのではないでしょうか? 自分のイマジネーションのままに綴った世界を作る楽しさを、いつの間にか忘れていませんか? 今だから、こそ。 もう一度、原点に。 思い返すための作品です。 ぜひ御一読を。
かつて起こった戦争と、今まさに勃発寸前の戦争… 2つの戦争を巡って、「守るべきもの」とは何かを読者に問い掛けます。 丁寧な描写と、全編を通じて語りかけるような文章が特徴の作品です。 あなたの「守るべきもの」について、考えてみませんか?
如月蜜さんの優しい心に溢れた、淡い色調を感じさせる作品。 100ページ弱の作品の中に家族愛や兄妹愛、それと相反するように環境問題に訴えかけるメッセージが込められていて、それら全てが読み終えた後の心に余韻となって染み入ります。 忘れかけた何かを思い出させてくれる、ハートフルなストーリー。 是非、御一読を。
野いちご童話の名作 「青い兎の旅」のスピンオフ作品。 2匹のヤドカリさんの、心温まる物語です。 短い中に強いメッセージが込められており、それは読む方の胸を熱く打ちます。 好きな人の居る方や、既に御結婚されている方に是非読んで頂きたい作品です。 本編「青い兎の旅」を読んだことの無い方でも大丈夫。 この作品を読んだ後に、きっと本編も続けて読んでしまうと思います。
何でもネットで情報が得られる現代社会。 そんな中で、将来的に無くもない話です。 情報社会化への警告とも読み取ることができる作品。 裏と表。 嘘と真実。 信じられるのは…? ちなみに。 個人的に、話の内容と関係無さそうな細かい部分へのコダワリが凄いと感じました。
目からウロコです。 恋愛、冒険、ホラー… 様々なケータイ小説が数ある中、こういったテーマについて書かれた小説は、今まで出会っていなかったので。 言わば新ジャンルです! 老若男女問わず、是非… いや、必ず読んで欲しい。 「できる事から始めよう」 貴方も考えてください。
「その他」ジャンルに君臨する王者的作品。 その理由は、読めば分かります。 笑える、惹かれる、そして…泣ける! 長編ですが、先が気になってページをめくる手が止まらない! 超オススメ小説。 是非、読んでください!
難病をテーマに書かれている作品が多い中、この作品は重さを感じさせない。純愛を貫く2人を結ぶ絆には、難病すら超える強さがある。 全ての登場人物が優しく、愛に満ち溢れた作品。 是非読んで欲しいです。