酒と女とお金

私の恋は友達の七枝の片想いから始まりました。私ユミと七枝は遊びに行った帰りに突然のどしゃ降りの雨でずぶ濡れになって困っていました。そこえみしらぬ車が目の前に止まって「どこまで行くの乗せてあげるよ」と声をかけてきました。車の中には年配のおじさんと若い男の人が乗っていて知らない人の車に乗るのは怖いし迷っている私と七枝の様子を見て「大丈夫だよ変な人間じゃないからそれにこの雨は止まないよ」と言ってきました。七枝は凄いイケメン好きで運転してた若い男の人がイケメンだったので強引に私の手を引っ張って車に乗り込みました。七枝はルームミラーに映るイケメンに一目惚れしたらしく名前や年何か聞いてなんと電話番号まで聞き出したのです。七枝は好きになると積極的な性格で私は17歳七枝は18歳でイケメンのお兄さんの茂は23歳でした。

1973年私ユミは広島の寄宿学校に入学しました。それまでの私は普通と言うか田舎からでてきたダサイ女子高校生でした。私にとって広島は大都会ですべてが驚きと不安で一杯でした。それに寄宿学校では先輩と後輩の関係が厳しく長いスカートを着たリーゼントヘアーの先輩は大人びててこんな世界で3年間を過ごすと思うと不安でまだ親しい友達もいない私にとって怖い世界でした。そんな日々を過ごしながら寮でだんだんと親しい友達もできてきて少しづつ学生生活に慣れてきた頃に地元のスケバングループの同級生からいじめのターゲットにかれトイレに呼び出され脅しや嫌がらせをうける毎日で学校を辞めようかと悩んでいた時に寮で親しくなったヒロリンが私を助けてくれそして私を強い女の子に育ててくれました。