侑里亜さんのレビュー一覧
幼い頃から不思議な力を持つ宗久。教師と言う職業から、一人の少女と出会う。 悲しい影を見せる少女に、そっと優しく手を差し伸べる宗久。 紫陽花の可憐な花びらもまた、宗久を通じて、少女に光を差し込んだ―――― しっとりと綴られた文章の中に、著者の想いが柔らかに練り込まれた情緒豊かな作品です。 うっとりする事間違いなし。 是非！！
この小説を一言で表すなら……… 超絶面白い！ 推理小説のような…コメディーのような… ミステリーか…はたまた恋愛か？！ タイトルを見ただけでは想像出来ない、様々な要素が組み込まれた新感覚小説です。 読んだらわかる！読まないとわからない…作者の超個性的なキャラが、必ずアナタを虜にする事でしょう♪ こんな面白い作品、読まないと絶対損しますよ〜！
『愛があれば年の差なんて』 よく聞く言葉ですが、それが本当なんだと実感させてくれる作品。 中学生と女子大生。有り得ない組み合わせと思いきや―――― 意外としっくりくるんです。 家庭教師の相手は、大人っぽく整った容姿の男子中学生！禁断のLessonが……始まりますよ〜♪ 胸がｷｭﾝｷｭﾝする事、請け合いです！ 是非！！
なんでも屋… その名の通り、あらゆる依頼承ります。 なんでも屋の仕事から、忌まわしい過去へとたどり着いてしまう神。複雑に絡み合った事件が、読み進めて行く内に解けて行きます。 友情・愛情・信頼……それらが神を支え、また神も周りを救い、人と人とが繋がって行く様は見ていて爽快です。 様々な要素がｷﾞｭｯと凝縮されたこの作品。一度読んでみて下さい。 絶対はまっちゃいますよ！
ホストと言う職業に惹かれる人も居れば、引く人も居るでしょう。 ですが、読めばきっとその考えは根底から覆されます。 ホストと言う職業に就いた神。一見卑猥な華やかさに見える夜の世界。だがそこも人間が作り出した町…様々な想いが交差する。 そんな中で真っ直ぐに生きようとする神。仕事・恋愛に翻弄されながら、己の答えを見出だして行く。 あまりの格好良さに女性なら心惹かれ、男性なら憧れる筈。 私は訳あって2度読みましたが、それでも楽しめました！
あなたは人を怨んだ事がありますか？人を憎んだ事はありませんか？ 誰もが心の奥底に隠し持っているドス黒い気持ち。それを表面化するかしないかは自分次第。だけど… もし表面化してしまったら、それはトゲと化すかもしれません。そう…トゲ病。 人間の黒い部分を栄養とし、成長して行くトゲ。気付いた時にはもう手遅れかも…… ホラーでありながら、感動さえも与えてくれる作品です。最後に―――― 最近、トゲが刺さった事はありませんか？もしかしたら刺さったのではなく、生えてきたのかもしれませんよ？
悲しき錦鯉…… 優雅に池を泳ぐ錦鯉。なのに板前に自由を奪われ、トドメを刺される事もなく、見事玩具として扱われる。 輝かしい青春を、黒く塗り潰された憐れな鯉…… 真っ直ぐな心が、更なる悲劇を呼ぶ。 どんなに辛くとも、懸命に生きようともがくその姿は、美しいとしか言いようがありません。 最後の主人公の決断には、誰もが心を打たれる筈。
女性なら、誰しも他人事ではありません。男性も、いつ大切なﾊﾟｰﾄﾅｰが同じ病気に苦しむ羽目になるかは、わかりませんよね？ 主人公の繊細な心を傷付けたＤＶ。それは、見えない心の傷だけでなく、女性の核となる部分……子宮にまで深い傷を負わせた。 悲しみや絶望の淵でもがき苦しむ主人公。そこから脱するには、自ら立ち上がるしか方法はないのだ。 温かい人の手を借りながら、懸命に現実に立ち向かって行く主人公の健気さに、誰もが心を打たれるはず。 優しく強い女性だからこその作品です。
知ってる人は知っている宗久ｼﾘｰｽﾞ。 今回は、宗久の過去や、妻との少しﾄﾞｷﾄﾞｷするも微笑ましいｴﾋﾟｿｰﾄﾞ、そして謎の少女を情緒豊かに書き綴っている。 短編にも関わらず、ﾎｩ〜っと溜息の出るような描写に、大満足の作品です。 是非、『6月の蛍』から読まれる事をお勧めします！
待望の宗久ｼﾘｰｽﾞ第1弾！ 『6月の蛍』に登場した宗久にまた逢える(>_<) 相変わらず、綺麗な言葉で綴られた独特の世界… 1度この世界に足を踏み入れたら、もう抜け出す事は出来ません。 あなたも、私と一緒にハマッてみませんか？
しっとりと書き綴られた、幻想的な世界。 咲子の、はかなくも一途な想いが彼の元へと届いた… ６月の蛍が、咲子を安息の地へと導いてくれるのだろうか… こんなにも切なく物憂げな作品は キミエさんだからこそ！ 絶対に読んで損はしません！是非♪
こんなテンポの良い作品は、見た事がございません！ イケメン揃いの保安課…それだけでもかなり心惹かれますが、それに加えてボケとツッコミが炸裂！とくれば、丸腰デパート保安課に就職するしかありませんよね？！ 是非一度、面接を受けてみてはいかがでしょうか(^^)