神立まおさんのレビュー一覧
「楽しい」がモットーのギャル・佳菜ちゃんと 神級イケメンの俊くんが、少しずつお互いを知って好きになっていく、あったかい物語 * 関わる中でお互いのことを少しずつ知って、その度に好きになる。だからこそ傷つくこともあるけれど、それでもぶつかり合って、またお互いを知って、また好きになる。 不器用なふたりの初々しい恋物語は、読むたびに「人を好きになるってこういうことなんだな」「恋っていいな」と思わせてくれます。とにかく可愛い。 主人公の周りのキャラも一人ひとりがこんなにもいきいきしているのは作者さんの筆力の高さゆえ。流石です。 そんなキャラ達の中でも個人的オススメは俊くん。 不器用で純粋な神級イケメンの俊くんが兎にも角にも最高かわいい。 そんなかわいい俊くんと素敵なキャラ達が織りなす、初々しくてあったかい恋物語。ぜひご一読ください。
私の幼なじみ、私のギタリスト。 こうちゃんとわたし、それから3つのギターが私の全て。 そんな中、大好きな幼なじみが有名人になった。 ずっと一緒だったのに、どんどん遠い誰かになっていく大好きな人達。 嬉しくて、誇らしくて、だけどやっぱり寂しくて。 だけどどれだけ遠く離れても、きっと大丈夫。 「ね、こうちゃん。ギター弾いて」 「いいよ」 こうちゃんの掻き鳴らす音が あまいたまごやきのメロディーが 私にも聞こえるから。 * 可愛らしい季沙とこうちゃんの関係性、「あまいたまごやき」のメンバーとのやりとりがとても楽しい。 彼らの夢を季沙ちゃんと一緒に応援していて、読み終わる頃にはすっかり彼らのファンになっていました。いつか彼らの曲をライブで聞いてみたいです。 キラキラして優しい青春物語。ぜひご一読を。
美しく無口な奴隷と明るく謎の多い主人 辛く苦しい過去をもつ2人の冒険の物語 * 何度も何度も読み返して、その度に泣きました。 何も望まなかった『ファナ』が、『欲しいもの』に手を伸ばす瞬間。 感動という言葉では言い表せないほど、心を揺さぶられました。 格差ある国ペルダインで生きる人々の生活を、呼吸を間近に感じ、かつ登場人物の心や行動を美しく鮮やかに描き出す透明感溢れる文章は流石で、自然と文章が脳内で映像化されていきます。 また先の読めない構成やストーリー展開は圧巻です。 本当に大好きな作品です。 許されない想い。 辛くて、苦しくて、だけど愛しくて。 翡翠葛【ジェイド】の花言葉 『私を忘れないで』 胸に深く突き刺さって、心揺さぶられるこの作品。 彼らの幸せを祈って。
主人公・椿が進学先に選んだ高校は 魔法に超能力、忍者に科学者、 さらには、王家に管理委員会まで、 何でもアリの「イロジカル」な異世界だった! そんな世界で行動を共にするのは、それぞれに心に深い傷を抱えた仲間たち。 ふしぎですてきな「半世界」で繰り広げられる、ラブコメ有り、シリアス有りの、異世界バトルファンタジー! * 主人公たちの繰り広げるラブコメ展開はとても微笑ましく、またバトルシーンは迫力があり、すぐに物語の世界に引き込まれて、次へ次へとページを進める手が止まりませんでした。 また、様々な職業や能力が登場し、読んでいてとても楽しかったです。 "儚く散る暇があるのなら、最後の最後まで諦めないで" 強く心を揺さぶる沙羅の言葉。 この言葉をはじめ、たくさんの勇気をもらえる作品です。
陸上を舞台にした爽やかな恋物語。 陸上について詳しく説明されているので、陸上を全く知らない人でも充分に楽しめる作品です。 風を切って走ること 走っている桐島 それが本当に好きなんだという莉桜の気持ちが伝わってきました。 そのまっすぐな想いが、可愛くて、爽やかで、切なくて、もどかしいけど、どうしようもなく愛しくて。 莉桜のまっすぐな気持ちに、何度も泣いてしまいました。 目標に向かって頑張る莉桜と桐島、陸上部のみなさんの姿を見て、たくさんの勇気と元気をもらいました。 素敵な作品をありがとうございました。 莉桜と桐島、2人が決断した "さよならの先に" いつかまた2人が出会えますように。
「運命」に導かれて、向き合って、抗って、少年と少女がその手で掴みとった未来。 けれど、それすらも「運命」。 * お腹をかかえて笑ったコメディなやりとり。 何度読み返しても毎回泣いた切ない場面。 手に汗握るシリアスな場面。 迫力あるバトルシーン。 微笑ましい恋愛模様。 物語の完成度の高さもさることながら、常に予想の斜め上をいく展開には何度も度肝を抜かれました。 そして、悩んで、苦しんで、それでも自分の手で未来を切り開いていく主人公達からは一時も目を離せない。 どの子も生き生きとしていて、かっこよくて、優しくて、魅力に溢れています。 この物語を構成する全てが愛おしくてたまらない。 ファンタジー好きにとどまらず、本が好きな全ての方に読んでほしい作品です。 "運命の示すままに" この作品に出会えて幸せでした。 たくさんの勇気と感動をありがとうございました。