「いるいる、こんな人～」と肩を揺らしてクスクス笑い読み進めて行ったら…
最後は「あらあらあらら～」とうかつにもドキッとしてしまいました(笑)

小説には夢を求めちゃうタイプなのですが、
この作品はしょっぱいリアルがあるにも関わらず
むしろそれがニヤニヤするというか、心地好いロマンスを感じられました。

ユーモラスなリアルと、最後はちょっぴりキュンとくるロマンス、
でもやっぱりツッコミどころ満載な加地くんが可愛くて
たった３Ｐにも関わらずすごく楽しめました。

とても面白かったです！加地くんに幸あれ☆

お堅いけど優秀な常務秘書勇矢と愛らしい天然ちゃん恵の優しくて甘い恋物語。子猫が繋いだふたりの縁は緩やかに温かくその関係を深めていきます。

お互いが惹かれて合っていく心情が丁寧に綴られ、特に恵が初めて恋を知っていく過程は初々しく、読んでいて目尻が下がってしまうほど愛らしい。また勇矢も、素直な彼女に惹かれ大切に想っていく様子がとても真摯で読んでいて胸キュン必至です。

後半は切ない山場もあるのですが、とにかくお互いが想い合い誠実で見ていて幸せになる恋でした。なによりヒロインの恵が天然ちゃんだけどひたむきで凄く愛おしい。勇矢が彼女を大切に想う気持ちに共感してしまうくらい。

純粋で素直で、それでいてたおやかなヒロインの甘くて優しい初めての恋。その魅力が集約されているのが本作のタイトルだと思います。

「これが恋というものかしら？」

恵と勇矢の恋に永遠の幸があらんことを。

間もなく新年を迎える日に相応しい、気持ちが前向きになれる短編でした。

大切な仕事と大切な恋。大人女子ならではの喜びや迷い、時に後悔が丁寧に綴られています。
プロポーズの時の葛藤や不満が爆発してしまった時のやるせなさ等、ヒロインの沙穂に共感して胸が締め付けられる想いでした。

最後は、新しい自分・新しい人生を迎える沙穂に幸あれ！と笑顔になれる素敵なエンディングです。
Happyな気持ちで新年を迎えられるこの短編、今年最後の読み納めに如何でしょうか(^^)
オススメです。

恋の舞台は縁結びの神様がいる華咲神社。

神様と愉快な仲間たちの見守る舞台で、宮司の息子である志貴とヒロイン小町のドキドキハラハラな恋物語が繰り広げられます。


見所はなんと言っても神主のお仕事!なかなか知る事の出来ない神社のお仕事を、ヒロインの目線を通し魅力たっぷりに描かれています。

そしてそれに尽職するヒーロー志貴のカッコ良いこと…!!

普段は小町を翻弄する俺様な彼ですが、袴姿で粛々と神職をこなす志貴は本当に凛々しくて素敵です!



俺様ドS神職系男子×おっちょこちょいで健気な元気女子(新人巫女!) ドキドキせずにはいられない(≧ω≦)

しっかりした取材に基づいた和風ラブコメ、読み応えアリでオススメです!

魅惑のグロスが引き起こすオフィス・ラブ・パニック！

地味OLのはずのヒロインの唇に惑わされ、続々とキスを求めてくる男たち。我を失った男たちに迫られ、ヒロインのツッコミ(ただし心の中で)が冴え渡る。

けれどヒロインは、そんなてんやわんやの中でもいつもと変わらず素っ気ない同僚の菅野くんの事が好きで……

ヒロイン鈴木琴美のキスの行方や如何に！？



ユーモアたっぷり心地好い文章は一気読み間違いなし！
自他共に向けるヒロイン琴美のツッコミが時に鋭く時にジワジワきて、何回も笑いのツボに入りました。
各キャラクターも皆さん個性的でとても愛しい(笑)。

面白いだけでなく、琴美の成長もしっかり描かれていて、終盤は菅野くんとの恋の進展も含めて胸が熱くなります。


何度でも読み返したくなるとっておきのラブコメディ、オススメでゃよ！！(笑)

次々繰り出される斬新すぎる設定に笑いが止まらない！

特にヒーローの俺様ドM設定が可笑しすぎて…腹筋崩壊レベルです！！

こんなブッ飛んだケータイ小説があったら絶対、書籍化リクエストボタン連打してしまうわ(笑)


既存のケータイ小説に飽きてしまった方、ケータイ小説のネタが尽きてしまった方、目から鱗を落としてみませんか？(*^皿^*)

異性、同性、友愛、そして、恋。

思春期の痛いほど純粋で真っ直ぐな恋。
けれど、主人公の篠塚愛子と稲葉圭一が想いを寄せるのはそれぞれの同性の友達。

自分たちが同性愛者と云うことに悩みながらも真摯な恋心を抱く二人の姿は、真っ直ぐで切なくていじらしくて応援したくなります。

また、その想いを受けた三笠舞と青山透の描写が素晴らしいです。個人的には大きな友愛ゆえに愛子の恋心に傷付いた舞が一番切ない…。


重いテーマですがとても爽やかに仕上がっていて、500P超えのボリュームでも読みやすくサクサク完読しました。

若い世代の人には勿論、大人にもあの頃の打算の無い“好き”や、とことん自分や友達と向き合った気持ちを思い出して読んで貰いたい作品です。

夕暮れの薄暗い図書館を舞台に若い二人が欲望に従順に溺れていく姿がなんとも刺激的です。

その欲望の奥にある背徳とかすかな嫉妬に、刺激的でありながら、切ない余韻の残る終わり方でした。

恋人と居る昼間の顔と、夕暮れの秘密の顔。
その情景と心情をもっと読みたくなる。そんな短編です。

独創的で圧倒される世界観はまるで壮大な映画を見ているよう。
その世界を力強く生きる倫子と強烈な魅力を持った登場人物達が、ページを捲る手を止めさせてくれませんでした。

そして壮大な世界の中で繊細に描かれる登場人物達の心の機微にガッツリと感情移入してしまい何度涙をこぼした事か。

マジラストまで読んで、大きな大きな世界の終焉を全て見届けたようなとても満たされた気持ちになりました。


素晴らしい物語を紡いで出会わせてくださった作者の森モト様に感謝致します。


個人的には、この壮大で優しい物語を映像で見てみたい！(>∀<)と 願わずにはいられなかったりします。