タイトルからして冴えない男の子を想像して読み始めましたから、色々裏切られた感じです。里子ちゃんのひたむきさと、手料理に晴太と一緒に心が洗われていくように清々しくなりました。極め付けの大神社での小話たちは、くすり、と笑える明るいものばかりで、このお話しのギャップにやられちゃいました。また始めから読み直して楽しみたいです。

でしたが。とても慈悲の愛の深い軍人皇帝様と、幼さ故の素直さと可笑しさと、まっすぐにひたむきな努力と。展開が予想外で。早く先が読みたくて、ワクワクしました。
面白かったです。

少しづつ恋に変わる色の鮮やかさが上手く描かれていて、秘密の場所もきっと天界のような美しさなのでしょうね。そこでの二人の死闘がまた迫るものがありました。幸せになって欲しいです。民衆に混ざって手を振って応援したくなりました。

どちらも訳有、けれどもどちらも苦難な中からの不屈の精神で共通の敵を倒す同士、、、とここまではあり得そうな感じです。が、そこにプラスアルファをいくつも仕掛けるみらん様のハニートラップが。生を諦めない強さとご褒美的な二人の甘い未来に読後も幸せが続きそうで嬉しくなるお話しでした。

純愛に、気付くのが間に合ってよかった二人ですね。自覚がないけれど、猫可愛がりするようになった経緯回想の番外編があるといいです。こんどはゆっくり、、なんて。急下降するようなふわっと浮遊感があるジョットコースターな展開にハラハラが止まらずスリル満点で面白かったです。

幸せのままの展開にドキドキ。いつ過去の女達が乱入してくるか、はらはらしながらだったので、終わってホッとしました。社会人一年目で同期とも仲良く並行ラブの展開が奇特で、そこも面白くて見どころでした。

恋より家族の愛、複雑な事情に振り回されながらも、お互いの恋に寄って芯の中身が形作られる、理想的な組み合わせになっていくんだなぁって憧れる二人でした。こんなふうに心を補い合える為に出逢えたら素敵だな〜と希望が湧きました。

憧れの理想像!

展開が早くてびっくりでしたが。ガラスの履ける靴を婚約指輪にするなんて素敵な発想が！素敵なあしながさん一家で温かい気持ちになりました。

離れ離れの切なさ、のカウントダウンは、月並みなようでいて、脇役ヒローの晴くんのハマり役で見事！リアリティが増して引き込まれてしまい、ウルっときてしまいました。。だからこそ、晴くんが失恋確定から始まる番外編はさらにホッコリさせてくれて、心が温かくなった後読感。大満足でした。

6年前から好きだったのかなぁとかマンションは偶然じゃなかったり？なんて見えないベールに想像をかきたてられるくらい、青木のみゆきちゃん愛が全開でドキドキしました〜。

何度読んでも新鮮に楽しめました。楽しかったです!

狭量な、と自覚しちゃうくらいでの溺愛ぶりにキュンでした。元のストーリーももちろん、オフィスラブのもどかしさいっぱいで楽しみました。が、まだまだこれからって二人の番外編？続編？を見ていたいです。

一枚の絵画からのこのお話し、とのこと。私にも木々や花に囲まれた美しい洋館と、そこに暮らす祖父母と孫の先祖代々から続く芯の強さとが見えてくるようでした。最初はコンクリートの冷えた檻からの、唐変木ならではの真っ直ぐな末永い愛に、ラストは泣ける程美しく感動的でした。

生きるって、尊いことだったな、と改めて感じさ、せてくれるお話しでした。沙耶の毎週末カウントダウンデートや日常の小さな出来事がほっこり。ラストも夢の中を覗ているかのように彩のある情景が浮かび、しんみり余韻が残り後引くお話しです。