童話「不思議の国のアリス」 ＢＬ／チェシャ猫×白兎 悪戯好きで一途なチェシャ猫はとある人物を標的にした。 悪戯をする為に、自分のストレスを相手にぶつける為に… しかしそれは臆病で泣き虫な白兎。 常に時計を片手に整備するのが大好きでそんなのを見ていると自分も作ってほしくなった事を理由に接近し始めた。 遠回しかもしれない、それでも少しずつ近くになり 「好きだ」 いつか、これが言えるように彼は今日も近寄った。 (※メイン作品のアリス童話「兎の狂い唄」の暗さのあまりに明るめに作成した純愛物。暗いのが苦手でアリスをあまり知らない初めてな方にも読めるように作成しております。ですが必ずしもアリスをあまり知らない人でも読めるかは人それぞれですので、苦情は受け付けません)

童話「不思議の国のアリス」 ＢＬ／帽子屋×三月兎 あの人が好きすぎてどうしようもない三月兎は 帽子屋がアリスの事を好きになったのを知った。 嫉妬に呑まれた三月兎はアリスをナイフで殺すも 仲間に見捨てられ帽子屋にまで見捨てられた。 自業自得だがショックのあまりに 気を失い、次に目が覚めたのが 記憶の空間と アリスになった自分がいる事であった。 魔女によって 「三日以内にアリスを追い出せば 　戻してやるし、復縁もしてやろう」 と言われたが… 記憶のない仲間と再会した三月兎は 孤独の三日を過ごすことになった。 時がもう一度、あの日に戻れば… 抱きしめられた温もりをもう一度 もう一度だけでいいから、確かめたかった。