稲村カカシさんのレビュー一覧
友達と海で花火をしたり、肝試しをしたり様々な思い出があると思います。 でも、それ以上に今でも思い出になっていない想いがあるのではないですか? 断ち切れない想いを、思い出に変える事が現在のあなたには出来るかも知れません… 必要なもの勇気です―― .
1000年前―― 紫式部は作者と同じ様に、変わらぬ想い… 一途な恋の大切さを、末摘花により伝えたかったのだろう。 現代社会では、報われな想いをずっと抱いているなんて事は流行らないのかも知れない。 それでも―― ひたむきに1人の相手を想い続ける事は決して無駄ではないし、そんな恋をしたこと自体がとても幸福な事だ。 この作品は、コミカルなストーリー展開の中に、主人公の純粋で強い心を見事に表現していると思う。 まさに、現代に紫式部が存在したならば、こんな作品を書くのではなかろうか… 現代の源氏物語に触れてみて下さい。
人と人との絆を、改めて考えさせられる作品です。 正直、最初はよくあるストーリーだと思っていましたが、全く自分の想像を超える作品でした。 主人公の朝日とエリの絆… 2人の間にある不安と嫉妬、揺れ動く想い―― この作品を読んだ後、不意に家族と話がしたくなったり、友達に連絡したり… きっと、今までの自分を振り返ります。 2時間、この作品の為にあなたの時間を使ってみて下さい。 必ず、読んで良かったと思うはずです!! .
なぜこんな面白い作品が、余り注目もされず眠っているのか理解に苦しみます。 この様な本格的なエンターテイメントは余り読んだ事がありません。 軟弱な恋愛物に飽きた方は、本格的なエンターテイメント作品を読んでみてはいかがでしょうか? 最初の10ページだけでも読んでみて下さい。 きっと最後まで一気読みすると思いますよ…