バスで気になった新野君への想いをうまく伝えられない幸。強引に迫ってくる文人。
複雑でドロドロな関係になると思いきや、友達に裏切られたり、激しい言い争いになることなく、詩的な文章で物語は進んでいきます。粉雪のようにふわりと揺れ動く幸の心情がうまく表現されています。
後半の番外編も必見です。

爽やかな恋愛と高校野球のお話。

近い将来、女の子が甲子園のグラウンドに立つ日は、そんなに遠くない気がしてきます。

尚哉と柚の微妙な距離感にもヤキモキ。

この作品を読んで高校生活の３年間を駆け抜けよう！

特に野いちご会員さんにはリアルな恐怖が身に染みてきます。

感想ノートをチャットのように使い、しつこく迫ってくる相手。

そして、お互いの正体がバレたとき…さらにゾクゾクとさせられます。

明日はわが身の恐怖をぜひ体験してくださいませ。

主人公の彼女から語られる言葉のひとつひとつが切ないです。

上品でとても優しい文章。

彼女に立ちはだかる壁は決して一人では乗り越えられない…。

読み終わると優しい気持ちになれること間違いなしの作品。