「姫、あなたの心を奪わせていただきます。」 この店ナンバーワンホスト 美輝流星☆MIKI RYUSEl 詳細不明。 自称26歳。 「あっそ。奪えるものなら奪ってみたら？みんな簡単にそうやっていうけど、私を落とせたホストはいないわ。」 世界的大企業KIRIKAの社長を父に持つお嬢様。 北原瑠璃★KITAHARA RURI 可愛らしい見た目に反して、その態度と口の悪さは絶品だ。 金目当てに近づいてくる男たちにうんざりしていた瑠璃は、いつ頃からかかホストクラブという、まさしく金のために客を誘惑する男たちを試して馬鹿にするのを楽しむようになっていた。 太陽の光が降り注ぐ中で、 私たちは世界をみることができる。 夜の暗闇があるから、 私たちは星をみることができる。 北原瑠璃がこの店ナンバーワンホスト美輝流星を指名したのには、 ただナンバーワンホストだという理由だけでなく、 確かめてみたい彼の噂があった。 それは、 ナンバーワンホストのくせに、 一人の女も抱いていないという噂。

好きって、恋って、愛って、何？ 私は私でありたいだけなのに 私は私であることを怖がっている あなたはどんなふうに私のことをみていますか？ 私はあなたのこと、 天使の私と 悪魔の私、 そして私の心でみています。 人は何を基準に人をみるのだろう。 膨大な数の人間が行き交う巨大な駅 それはまるで 人間という物体を輸送する巨大な工場のようで そこを行き交う一人一人の心など、 誰も何も気にしない。 悪魔の私は言う。 人間なんてそんなもんだ。 天使の私は言う。 どうして？なんで？私は私で変わりないのに。 そして、私は思う。 私は私でありたい。