桝田空気さんのレビュー一覧
この文章が、作者の体験にもとずいているのか、想像なのかはわかりませんが、生きていくうえで、なかなか思いどおりにいかない、上手くいかないもどかしさのようなものには共感しました。みんな、思いどおりに生きられてる?なかなかそうはいかないでしょ?安心して、みんなそうだよ!でも、どうにかこうにか生きてるよ!すごいじゃん!みたいなことを、考えさせてくれた作品です。
短い話ですが、ラブラブが大盛りです。 見せつけやがってコンチクショーっ!と両手両足をばたばたさせたくなりました。 オムライスの話ですけど、・・・・・・甘ーーーいっ! おなかいっぱい ごちそうさまでした♪
登場人物の語りや、地の文の言葉の使い方など、細部にこだわった作り。 そのこだわりが、物語の世界の空気感を、見事にすくいとっています。 上手いです。 ため息がもれました。
闘い! 闘い! 闘い! 闘い! 初めから最後まで、男の中の男たちが闘い続ける、純格闘技小説! プロレスという、底が丸見えの底なし沼の、深さ広さを味わえます! 野いちごの中の男読者たちよ! 読んでこいや!
のほほんと楽しいお話です。 テンションの高い語りや、力を抜いた感じの比喩表現のひとつひとつが面白い。 ガンバルンバさんとのやりとりが、「ああ、関西だなあ」と思いました。 でもラストのミラ子さんの決意は、かなり素敵。 みなさんも、やらなきゃいけないことをグチらずに、ミラ子さんみたいに楽しんじゃいましょうよ! 僕たちもきっと、それぞれの仕事で、スーパーミラクルなんとかになれる! ぜひご一読を!
独特なセンスで描かれる、学校の怪談。 怪奇に近づきすぎず、離れすぎず、そんな距離感が、ねばつかない、さらりとした怖さを生みだしています。 手触りのいい恐怖とでもいいましょうか? 先輩の、浮き世離れした雰囲気も素敵です。 シンプルに読み安い文体で書かれています。 面白いです。 放課後の学校で、夕闇の気配を感じながら、1話ずつ読んでみることをオススメします。
この物語は、プロレスの世界で戦う少女の物語です。 この主人公のように、プロレスラーとして、戦う人生を選んだ女子プロレスラーは、実際のこの日本にも存在します。 有名なひとだと、北斗晶さんなんかがそうです。 激しく殴りあい、蹴りあう、厳しい格闘技の世界。 普通の女子の青春を捨てて 、そういう生き方を選んだ女子たちが、確かにいるのです。 そういう女性たちをも魅了するものが、プロレスに、格闘技の中にはあるのです。ただ、野蛮なだけのスポーツでは、ないのです。 では、その魅力とは何なのか? それは、こんな400字のレビューでは伝えきれません。高山さんのこの作品を読んでみてください。 そこに、答えが描かれています。