プロフィール
ひい。
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恋になる前の淡い気持ちがすき
思春期男女・幼馴染が主食
野いちごオススメ作品掲載
┗かさぶた
┗明日、僕と結婚しよう。
┗むげんはなび
第12回星の砂賞高校生部門優秀賞受賞
┗思い出レストラン-セピアのなくしもの-(20160520 電子書籍化)
コイチゴ便オススメ作品掲載
┗〝好き〟の間違い探し
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レビュー一覧
2017/04/26 14:50
ネタバレ
青春は苦しい
美術部員の理央と人気者の颯。ふたりの立つ場所は遠く離れているように見えた。だけど。
絵を描くことが好きだという想いをすべての人が肯定してくれるわけじゃない。心ない言葉に傷つけられることがある。評価されることを求めてしまうことがある。ただ純粋に楽しんでいた頃と変わってしまうことだって、ある。
だけど同時にそんな日々の中でのとある出会いが、自分を取り戻すことに繋がることやいい方向へと変化することになることもあるのだ。
誰かに劣等感を感じたことのない人間なんていない。だけど、それでもいいと許されるようで、この作品は心の救いでした。
大きなもの、ちっぽけなもの。誰かにとって、理央と颯の場合はお互いにとって、比べようもない大切なもの。
青春は苦しい。だけど、だからこそこんなにも輝いている。理央の優しい絵のまんなかに、胸のまんなかに颯がいることは、なによりも幸せなことだと思いました。
2016/04/08 02:28
ネタバレ
ゆっくりと
男性が苦手な柊奈ちゃんとデキる上司の桜庭さん。ゆっくり、育つ想いがありました。
読み始めてまずなんていい子なんだ!と思わされます。頑張り屋さんな柊奈ちゃんが愛しいです。たまらんです。
そして桜庭さんはかっこよすぎてずるいです!どきどきして、自然と声をもらしながら読み続けていました。
仕事だけじゃなく、家族や恋愛と悩みは尽きない。理不尽なこともあるし、過去や苦しみを乗り越えることは難しい。
だけど柊奈ちゃんが諦めないで頑張り続けるから、挑戦し続けるから、いい結果に繋がったんだと思います。
作品を通して描かれた挑戦。その1歩が、勇気が、自分の世界を変えるきっかけになると思うことができました。
恋をすると誰もが臆病になる。だけど臆病になっても、芽生えた恋は育っていく。
柊奈ちゃんと桜さんの素敵な恋を見せていただきました。
臆病になっていたその先の、幸せなオフィスラブを満喫して下さい。
2016/02/11 17:18
ネタバレ
まずは友だちから、そしていつか愛しい人に
まっすぐなマルとクールな先輩。共通点は不器用なこと。
ふたりは恋人を前提とした友だち。そんな不思議な関係が必要。だって不器用で恋愛下手だから。
好きって気持ちは手にあまる。それでもふたりらしく、ふたりだけの恋を育てていく。その様子が愛おしく、頑張れ!そうきたか!でもわかるよ!なんて常に語りかけっぱなし。
読んだらみんなあっという間にマルのお友だちです。それは彼女が自分を、強さを持っているから。そしてとびきりの優しさと弱さを持っているから。だから好感を抱く。
そして先輩の口説く姿の愛らしさとかっこよさと言ったら!どちらも兼ね備えた彼は私の中でも有罪です。
もう先輩大好き!マルの次に私が先輩のことを好きだと思う!
恋はどこから恋なの?
そんな恋愛初心者ならではの悩みも、不器用に解決していく姿に。不器用な恋の形に勇気をもらいました。
不器用なハニーとダーリン、笑いとときめきをありがとう!
2014/12/19 16:10
ネタバレ
苦さごと
苦い恋ばかりをしているさとりさん。無愛想な三木くん。
ふたりの苦しみさえも、愛おしくなるようなお話でした。
課長との不倫。義理の姉との辛い過去。ふたりの苦しい想いが心臓にぶつかるように伝わる中、はっとしました。
まるで、互いが互いの背を優しく撫で、はじめの1歩のために押すことが出来るような関係。なんて、なんて素敵なんでしょう。
三木くんのおかげで苦しい恋が、ひとつ終わって。
吐息のように優しくそっと。ゆっくりと近づく距離と、また広がる苦さがたまりません。
恋の苦さと甘さは、とても遠いものだけど。そのふたつの形は、直線上に。
好きだから。それだけでいい。
そうやって、その苦しさをのみこんだら。苦さごと抱き締めたら、その先には甘い未来が待っている。
優しいふたりの甘い恋が、ずっとずっと続きますように。
2014/12/16 17:34
ネタバレ
きらきら
金髪不良男子のレオ。黒髪優等生女子の真子ちゃん。
ふたりのゆっくりペースの恋と成長のお話がとても好きでした。
つまらない日常。色のない出来事たち。
そんな中でレオが見つけたのは、自分とは違う真面目な女の子で。
ふたりの関係は、1歩1歩が大切で、気恥ずかしくて、とても愛しくなっていく。
その初々しさが、たまらなく甘酸っぱくて悶えてしまいます。
受験という学生の大きな出来事。予想もつかない、距離という壁。
滲むように広がっていた不安は、彼女の大切な気持ちがとかして。
ふたりだけの方法で乗り越えた姿に胸が熱くなりました。
春のようにあたたかくて、夏のように眩しくて、秋のようにさみしげで、冬のように切なくて。
なによりも優しい光。特別な金色。
隣になくても変わらないから、その輝きは距離を越える。
ふたりの未来がずっと金色であることを祈っています。大好きです。