高校に入学したばかりの佐々木彩香は、小さいころから仲が良かった修二と付き合い始めることになり、彩香と修二は幸せな日々を送っていた。しかし、付き合い始めてから半年が経った頃、修二に恨みを持つ女が首謀して、彩香のことを襲いレイプするという忌まわしい事件が起こった。 　修二の懸命の助けの甲斐もあって、忌まわしい事件から彩香は少しずつ立ち直っていった。そんな中、高二の春に彩香のお腹に修二の子供を授かった。彩香はまだ高校生ということから子供を産むかどうか悩んでいた。しかし、修二がお互いの両親をしぶとく説得をして、私は子供の出産と修二との結婚を決意。 　優人を産んだ後は育児に奮闘する日々が続き、再び彩香を苦しめることが起きる。修二が彩香に別れを告げ、急に彩香と優人の前から立ち去ってしまった。彩香は別れた理由も聞かされず、優人の育児にも手を付けられない日々が続くほどショックを受けた。 　そんな日々が続き大学受験が終わった頃、彩香は親友である秀から「修二が白血病なんだ……」という衝撃の事実を聞いた。彩香はすぐに修二が入院している病院に向かい、二人は再会を果たし、彩香は修二の看病に尽力した。しかし、修二は日に日に体を弱めていった。それでも彩香は看病を諦めず、毎日修二の病室に通った。だが、とうとう修二の余命は半年と宣告されてしまった。修二の病状はそれ以降も回復の兆しは見られず、修二は彩香のもとから旅立ってしまっていった。彩香はずっと立ち直れず、大学も休みがちになり優人の育児も手付かずになってしまった。修二の死によって、彩香自身も自ら死を選ぶことによって修二のもとに行こうとしてしまう。しかし、親友である美咲や秀によって助けられてことによって、修二が彩香のことだけを想っていたことを思い直し、彩香は自ら命を絶つことを踏みとどまった。その後も美咲や秀の助けもあって、少しずつではあったが彩香は立ち直っていった。愛する人を失ったショックから立ち直りつつあった彩香は、大学に通いながら優人の育児に奮闘するという日々が続き、彩香は優人と一緒に修二の分まで幸せになろうという決意を一層強く誓い、二人は幸せな日々を暮していく。 　この小説は純愛物語で、この物語を読んでくれることによって感動してくれれば、と思っています。拙い文章ですが、広い心で読んでくれれば有り難いです。