冬馬 雪さんのレビュー一覧
例えば、将来の夢を聞かれたらなんて答える? じゃあ、そのためにはどうしたらいい? それと同じように“恋”をする? ありふれた恋愛小説のようにはいかないけれども、 確かにあるのは溢れんばかりの“想い”。 届け、届け── 理屈なんて蹴飛ばして、 すきなものはスキと言えるように 自分らしくいればいい。 そんな草太が葛藤する、爽快感バツグンの青春ラブコメディ。 作者の“こだわり”を存分に楽しめる作品。 もちろん、珈琲をお供に──
達者な口、横柄な態度なまるで“王様”な男は 寂しげな瞳を持っていた。 そんなオトコに惹きつけられた3人のオンナたちは、 愛することを学んでいく。 誰を選ぶの? どうしてそんなに寂しそうにするの? 思わず読んでいるこちらが訊ねたくなるほど、引き込まれます。
好き。 ただそのキモチひとつで、一喜一憂するのが人間。 けれども、そのキモチひとつが世界を変えるかもしれない。 愛情の裏の裏の裏返しは、どんな想いが詰まっているのか。 どこにでもいるような青年を巻き込んだのは、偶然か必然か。 スペクタクルな世界観に圧倒されながらも、 どこかツン、と切ない想いもこめられたファンタジー。 おすすめです。 雪
まさに『青春時代』といいたくなるような、爽やかで甘酸っぱいラブストーリー。 進路で悩んだり、素直になれない自分に戸惑ったり。 けれど胸の奥にあるのは一つの『スキ』という気持ち。 格好ばかり気になるお年頃。 でもその裏にある純情が、とてもかわいらしいです。 『嫌い嫌いも好きのうち』 そんな言葉がよく似合う素敵な作品でした。
タイトルの通り、 薔薇の意味がとても味わい深いです。 そして、話中で表現されるコントラストの刺激が、さらに物語の愛憎劇を盛り上げます。 緊張高まる国同士の臨場感が、さらにドキドキさせめくるページが止まりません!! まさに『西洋版昼ドラ』とでもいいたくなるほどの物語。 心に残るダークファンタジー。 一読すべきです!
何気ない毎日に、ため息って何度もついてて。 その中に負の感情ってたくさんつまってしまって、それは口に出さなくとも周りは感じ取ってしまうもの。 すべてがいいことばかりではないからこそ、たまには肩の力を抜いておもいっきり笑うのも、シャボン玉をきれいに吹くのもいいかもしれません。 じんわりと、余韻に浸る素敵な作品です。
タイトルでまず惹きつけられます。 そしてページをめくれば、主人公・課長の気持ちがダイレクトに伝わってきます。 コミカルだけれども、 やっぱり最終的には『恋に年齢なんて関係ない』んだなぁ、と思える作品でした。 素直になれないオジサマが、すこしだけ可愛くみえるような作品です!