読み終わった時、すごく考えられた作品だな…と思いました。
ストーリーが難しいのではなく、日常的な流れの中に、ふと考えさせられる言葉が入ってきます。特に、主人公のハウスキーピングという職種の中で、ホテルでの仕事内容を話す時や、その心構え。
軽く見られがちな職種だけど、その中でのプロ意識に、自分もなんとなく軽く見ていたのではないかと考えさせられました。ホテルの中でも裏方の仕事。一見受付などの華やかなところに目が行きがちですが、隠れた部分でそういった人たちが一生懸命に働いているということをこの作品を読むことで考え直させられました。
恋も、ただのラブストーリーではなく、ただ惹かれるというだけではない、人と人の奥深い部分の深い想いにとても素敵な作品だと思いました。