人当たりが優しく、さり気ない気遣いを見せてくれる支社長。そんな彼に、さり気なく特別扱いを受ける主人公は、地味女子を素でいく女の子。だけど、ある夜だけは地味女子を返上して、歌姫へと変貌を遂げる。
歌うことが大好きで、そこは女子力を発揮するのに、だけど本当の自分は地味。
それがギャップとなり、本当の自分を好きになってくれないということから、男性との付き合いもなかなかうまくいかない。そんな中、みんながわからないように自分をひいきする支社長。そして、そんな彼の思惑を疑い、一つの予想がつきながらも否定する主人公。
支社長が繰り出す様々な企みに翻弄されながらも、彼が気になっていく主人公。二人のそんな駆け引きが読んでいてとても楽しい作品でした。