突然の別れは、最悪な結果によって引き寄せられる。
突然告げられた別れの言葉だけど、それがなぜかその意味がずっとわからなかった主人公。そんな中、彼女はその訳を知ることとなる。そして、そんな彼女になぜか恋多き男がかまってきて。
最悪な別れの理由。なのに、それでも相手を嫌いになることができずに、ずっと想い続ける彼女。自然消滅とかの理由なら、それもわかるのだけど、まさかの相手の理由なのに、そこまで想い続けられるとは――と思ってしまいました。
でも、楽しかった幸せだった時のことを思い出せば嫌いになることはできないというのは少しわかる気がします。そして、彼女がそうだからか、彼が代わりにいろいろと怒ってくれて。
ただの女性関係が派手なだけではなく、気を使いながらの数々の女生との付き合いをしている彼に、はじめに感じた印象よりも読み終わった後は、すごく好感が持てました。