聖凪砂さんのレビュー一覧
今まで本気になったことのないもて男である銀次が、本気で好きになった、それも女子高生に一直線に向ける恋。 なんとなく、あるストーリーかなと思うかもしれませんが、これがすごく面白い。何より、想い人である結衣に近づく男子生徒に対して、大人気なく撃退しようとする様は、読みながら爆笑してしまいました。 簡単には靡かない結衣に対して、一喜一憂する銀次の姿が必見の楽しい作品です。
一般的な恋をして、いろいろあって、くっついて。そういうストーリーとは違う、深いラブストーリーでした。 ただ、想いあうのではなく、お互いの成長を促すストーリーに感動です。 何度もハラハラさせられる場面がありましたが、それも一つ。 最後まで読んでホッとしました。 前作の『この声が枯れるまで』を読んでいて、この先はどうなるのだろうと思っていたので、続編の形のこの作品を読めてよかったです。
読んでいて、まず素直に思ったことが、すごく文章表現が綺麗だと思いました。 読んでいた節々に、すごくロマンチックな表現がされていて、それを読んでこんな文章を考えられるなんてすごいな~…と素直に感じました。 ストーリーはひと夏の恋という感じなのですが、そこには深い想いや過去や絆などが含まれていて、すごく盛りだくさんなストーリーになっていました。 だけど、それも綺麗に纏められていて、最後なんてすごく綺麗に終わっていました。 読み終わって、こんなストーリーを考えられるなんてすごいな~…と感じられる作品です。
どんなにキツイ言葉を投げかけられても、行動を取られてもめげずに前向きな桃香の姿にキュンとしました。 どんなこともプラス思考。そのプラス思考がドンドンといい方向へとなっていって、とてもいい作品となっていました。 Sたっぷりの男の子、ナツキ。そのナツキに振り回される一人の女の子のお話です。
目立たない普通の女の子と、かっこよくて、外見が少し不良っぽい男の子。 正反対でまるで交わることもないだろうと思われる二人のストーリー。 読めば読むほど、二人のゆっくりとだけど、深めていく恋模様に読んでいてキュン。 それに、私が特にストーリーの中で惹かれたのが銀くんの人柄。 外見からは想像もできないほどに優しくて、佐奈をさりげなく助ける姿は、まさに憧れの存在。 読めば読むほど、好きになる作品です。
王道のラブストーリーです。 読めば読むほど物語に引き込まれてしまいます。 特に一人一人のキャラクターがしっかりとしていて、読んでいても清々しいほど。 個人的には和泉くんがモカちゃんにベタぼれなのが、読んでいて楽しかったです。 すごくお薦めの作品です。