この小説を読んで、不妊治療について知ることができました。

治療についてだけでなく、心の変化など内面についても書かれているので、小説スタイルで読めて、読みやすかったです。

不妊治療は、ものすごくお金がかかること・・・。
国は少子化対策と言うのなら、こういうところにこそ、支援をしてほしいものです。

現在進行形なので、まだまだ続いていますが、どうか治療がうまくいきまうように、二人のもとに赤ちゃんが降りてきてくれますように・・・！！と心から祈っています。

私は普段、ケータイ小説を読むときは、数日に分けて読むのですが、この小説は先が気になって、一気に読んでしまいました。
著者ご自身の実話ということもあり、最後までどうなるのか、ドキドキさせられましたし、正直終盤では祈るような気持ちになっていました。

　初めての大恋愛と幸福な日々・・・、しかし妊娠したことで、高校中退へと追いやられ、彼氏ともはなればなれになってしまう・・・。信じていた人たちからの裏切りや、優しく差し出されては断ち切られてしまう手には、胸が痛みました。心も体も疲れ果て、自殺未遂までしたとき、ついに本当の愛と信頼を分かち合える相手と結ばれ、二人で手を取り合い、光の中へと共に歩み出す――。

　実際の出来事とは、にわかには信じられないほど、良い意味でとても劇的な話でした。苦難の果てに、やっと見つけた真実の光――。これからもずっと、二人で幸せな毎日を過ごしていって下さい。