プロフィール
紫鶴
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作品一覧
総文字数/25,737
ホラー・オカルト50ページ
総文字数/12,537
ミステリー・サスペンス13ページ
公開リスト一覧
公開されているリストはありません。
レビュー一覧
2016/10/03 21:43
ネタバレ
にゃー……
最近、ご主人さまの様子がおかしい。
おれとイチャイチャする時間なのに、そわそわしながら電話したりメールを打ったり……
まさか、あかねに、彼氏ができたとか?
たかしとか、いう名前の。
よし、おれが見てきてやろう。
そう思って学校に忍び込んだはいいものの、タカシはめちゃくちゃ最悪な “冷酷彼氏” で……。
「……学校についてくるって。
お前どんだけ、あかねのこと好きなの」
***
あーかわいい!猫かわいいな!\(//∇//)/
って思いながら終始読み進めました。やわらかーいゆるーい文章で綴られる飼い猫の心情と、ご主人さまの彼氏のこと。心配して学校にいって、どんだけご主人さま好きなの……!ってタカシくん同様に言いたくなりました。あかねちゃんの恋愛模様も可愛らしいし、ラストの完敗宣言も潔くてもう大好きな作品になりました。
オススメです^ ^
2016/07/01 13:14
ネタバレ
日常の中の、ひとつぶの種
同じクラスの大熊くんは、すごく背が高くて、
体つきががっしりしていて、
怖い噂をよく聞く。
反対に私はチビで、貧乳で、丸顔で。
……でも、ケガした時に、お姫様抱っこで
保健室に連れて行ってくれたり。
彼は意外と照れ屋さんだったり。
本当は、恋の種は、
日常の中のひとつぶなのかもしれない。
***
ちっちゃいあゆみちゃんとおっきい大熊くんの恋の始まりを描いた可愛らしい作品です。読んでる途中、可愛くてずっとほおが緩んだままでした笑
読みやすい文章で、物語が心にすっと入ってきます。恋は遠いものだと思っていたのに、本当は、恋の種なんていつも通りの日常に隠れているもので。私は今好きなひとはいませんが、今度ちょっとだけ、恋の種を探してみようかな?と思わされました。おすすめです!
2016/02/17 22:12
ネタバレ
僕たちは朝が来ない深海魚
彼女と喧嘩したって言って、また
私の家にやってくる
血も繋がっていないのに
狭い布団の中に入ってきて
『たまにはキョーダイ水入らず、な』なんて
彼の言葉に、
たまに、無性に泣きたくなる。
***
たった三ページの中にぎゅっと切なさが押し込められていて、どうしようもないやりきれなさを感じました。
彼と兄弟にならなければ。もしも、この気持ちを知らないうちに出会っていたら。そう思う彼女の幸せを願わずにはいられません。
とても素敵な短編です。ぜひ、ご一読を。
2015/11/28 00:42
「ラヴ・ソングが聴けないの」
「あんなに好きだった曲が今はまるで、体を這う虫みたいに、気持ちが悪いの」
彼女は私にそう言った。
彼女がラヴ・ソングを聴けない理由。
それは、私と同じだった。
***
最後のページに辿り着いて、清々しい切なさがすっと心に流れてきました。心理描写に絡む情景描写が秀逸で、たった三ページの世界観に強く引っ張られます。
カースト上位のかわいい彼女と、カースト下位の地味な私が持つたった一つの共通点とは。オススメです。ぜひ。
「あんなに好きだった曲が今はまるで、体を這う虫みたいに、気持ちが悪いの」
彼女は私にそう言った。
彼女がラヴ・ソングを聴けない理由。
それは、私と同じだった。
***
最後のページに辿り着いて、清々しい切なさがすっと心に流れてきました。心理描写に絡む情景描写が秀逸で、たった三ページの世界観に強く引っ張られます。
カースト上位のかわいい彼女と、カースト下位の地味な私が持つたった一つの共通点とは。オススメです。ぜひ。
2015/03/31 19:07
ゾクリ。
『殺してあげましょうか?』
ある日の夕方の教室。
俺は見えないモノが打てるらしい、
三枝という後輩に出会う。
それから始まるのは、
摩訶不思議な日々――。
けれど、そのところどころに、
違和感を感じる。
***
すごく面白かったです。8×8さんの作品は幾つか読んだのですが、中でもこの物語は一番好みでした。
8×8さんの描くホラー小説には、怖さと同時に、不思議さが共存していて。この物語も例に漏れず。淡々とした入野の一人称で描かれる物語で、ラストはどんでん返し。驚愕しました。あぁ、あれはそういう意味だったのか、とたくさんの伏線が一気に回収されて清々しかったです。終わり方も、とても好きです。三枝のキャラも、個人的には大好物でした(笑)
語彙の少ない私じゃぴったりな言葉でこの物語を表せないんですけど、とてもオススメです。
『殺してあげましょうか?』
ある日の夕方の教室。
俺は見えないモノが打てるらしい、
三枝という後輩に出会う。
それから始まるのは、
摩訶不思議な日々――。
けれど、そのところどころに、
違和感を感じる。
***
すごく面白かったです。8×8さんの作品は幾つか読んだのですが、中でもこの物語は一番好みでした。
8×8さんの描くホラー小説には、怖さと同時に、不思議さが共存していて。この物語も例に漏れず。淡々とした入野の一人称で描かれる物語で、ラストはどんでん返し。驚愕しました。あぁ、あれはそういう意味だったのか、とたくさんの伏線が一気に回収されて清々しかったです。終わり方も、とても好きです。三枝のキャラも、個人的には大好物でした(笑)
語彙の少ない私じゃぴったりな言葉でこの物語を表せないんですけど、とてもオススメです。