木元さなさんのレビュー一覧
別に怒ってるわけとかじゃなくて、顔に出にくいだけなんだけど。ってことをあたしもちゃんと伝えられたらいいんだけど。 昼間だってせっかく声をかけかけられたのに、なんかなあ。 今日も、失敗したかな。 △▽△ 最初の一分がとても好きです。 どうして椎名くんは杏子ちゃんのことを気にかけているのかなあとか、これから杏子ちゃんの周りは賑やかになっていくんだろうなあなんて考えながら読んでいたらニヤけが抑えきれなくて困りました。二人の絶妙な距離感にときめきます。 「今、武内さん笑ってた」 ブリキのロボットは笑わないかもしれない。けれど椎名くんの笑顔を見て“いい笑顔”と感じる杏子ちゃんが、彼のように笑える日がくるのはそう遠くない未来なんじゃないかなと思います。 素敵な笑顔とお話をありがとうございました。
会えば反発ばっかしてるのに、無視することは出来ないし。「青春病」とか言われてるの本人気付いてないし。 なんかバスケ頑張ってるし。夕日に照らされたその髪に触れてみたい、とか、思ったりするし。 …あれ。私、湊のこと好きなんじゃん。 パズルのピースがはまるようにストンと落ちてきたそれは、全然私らしくないけど、別に嫌なわけじゃない。 ▽ ここちゃん先輩と朔くん。 最初の反発と、好きだと認めてしまってからの引き合い方はまさに磁石!なのにベッタリくっついてる感じがしないのは、ここちゃん先輩だからこそ成せる技。二人のやりとりが可愛いくて読みながらニマニマしてしまいます。ここちゃん先輩の周りも、「本当にここちゃん先輩が好きなんだなあ」って微笑ましくなるほど優しい人ばかり。 時々周りも巻き込んじゃう。そんな臆病で不器用な二人の恋物語。素敵なお話ありがとうございました。
もしかしたら、知らないうちに、少しずつ遠い存在になっているのかもしれない。それでもこうちゃんの夢をいちばんちかくで応援するって決めてたから。 ごめん。ありがとう。 淋しい。嬉しい。 会いたい。会いたくない。 大切な気持ちと鳴りやまない音楽。 ふたりと4つのメロディーはまだ始まったばかり。 ▽ 誰かの背中を押したり、誰かに背中を押されたり。あまいたまごやきも、きさちゃんもみちるさんも、みんなそうやって踏みだして前に進んでいく様子の描写がとてもリアルで、さすが作者さんだなあと思いました。 人の想いって難しくて愛おしい。柔らかくて優しい雰囲気に思わず涙がこぼれます。素敵なお話でした。
引っ越した先の格安マンションの壁はとても薄い。お隣さんの声が途切れ途切れに聞こえてくるくらい、薄い。 だからお隣さんの強がりも本音も全部わかってしまう。 どうか、隣からここまで伝わる言葉が幸せなものでありますように。壁の向こうにいる彼女がずっと笑顔でいられますように。 俺はいつも、そう強く願っているのだ。 ▽ 悲しくても悟られないように笑っている彼女は優しい人なのだと思います。それをわかっていて、いつも通りに話しかける彼も、とても優しい。 ほのぼのとしていて柔らかい、優しさに溢れていたお話でした。ありがとうございます。
いまいちわかんない。好きとか恋とか、関係がかわるタイミングとか。 なのにアイツがいないとどうしようもなくダメになるし、アイツを失いたくないとも思う。なにかあるとすぐに電話していたのはなんでなんだろう。 ほんと最低なクリスマス。 「……好き」 だけど奇跡を起こすなら、今だ。 ▽ 失恋から始まる柔らかな奇跡。主人公の元気さがとっても可愛い!思わず応援したくなりました。そしてタイトルに繋がるラストシーンが素敵すぎて…!最後までクリスマス全開、可愛さ満点のお話でした。ありがとうございます。
大丈夫。ひとりじゃないよ。 記憶を強さにかえて 想いを言葉にのせて 魔法をミルクに溶かした 「このホットミルクはさみしがりやがさみしくなくなる魔法がかけられています」 ▽ 思わずホットミルクを飲みたくなるような、とても優しいお話でした。 オミくんの未来に対する不安やかえちゃんへの想いが、まるでミルクをかき回したときのようにくるくると混ざり合って。そうして物語の終わりに近づいていくところはさすが春川さんだと思いました。好きです! 素敵なお話ありがとうございます。