叶さんのレビュー一覧
とろけるような甘いキス、からは幸せいっぱいな胸キュンをイメージするのですが。こちらの作品は短いながらも、重たいイメージの切なさが強いようです。もう少し書き込んで深く引き込むほうが作品にはあっているような気がしました。名前を呼ぶだけの雰囲気押しでなく、もっと色々内容が欲しかったです。
おもしろいです。途中誰とハッピーエンドになるかまったくわからず、ものすごく集中して読めます。一文字たりとも読み落としたくない感じで。 ストーリーからは関係ないですが「ファザーコンプリート」に思わず声をたてて笑ってしまいました。ツボでした。キュンや切ない展開も大事ですがこうした笑いが入ってくるのが最高ですね。みんな幸せになってほしいと思える素敵な作品ありがとうございました。
身近なきのこからよくわからない未知きのこまで、（きのこの）幅が広い作品です。もっとマニアックに加速してくれてもとっても美味しそう（作品的に）。出来たら万里くん視点のモウレツきのこトークなんかが読めたらなお素敵です。
書く側にも受け取る側にも、そこには想いがある手紙。時に周りのひとにまで強く影響する、一つ一つの出来事にハラハラしたり切なくなったり。最後の最後は息をのんで見守りました。大人へとなっていく少女の素敵な物語です。
癒されます。杉山涼太の人柄がかなり好みです。甘過ぎず辛すぎず、ほんのり優しいラブストーリーであったかい気持ちになりました。
シンプルだけど、ちょっと気になるタイトルですよね。 内容はどちらかというとティーンズ向けロマンスでしょうか。甘い系です。 章の終わりに逐一『to be continued』と書かれていますが、個人的にはいらないような気がしました。読んでいる流れをわざわざ区切る必要性は見当たらないです。
途中から清々しい気分になりました。まだ初々しかった頃の二人を思い出していく。惰性や甘えで結婚に向かうより、けじめを持ってお互いに納得や満足を作り上げていくことは易しいことではないでしょう。仕事と恋と自分と相手。誠実な人生に元気をわけてもらえました！
ずーっとモヤモヤモヤモヤして晴れない霧の中を、右往左往さ迷うよなそんな気分で、泣きそうになります。次々起こる不幸も意味がわからない。わからないまままた次の事件が。といった風で心細いこと山のごとし。最後の最後まで種明かしがないまま突き進むのがヘビーです。
知っている曲が脳内再生されるのですよね、ピアノの音が大好きです。この作品は甘酸っぱい切なさが散りばめられていて、あの頃の綺麗な片思いだとか、色んな感情がくすぐられます。
まるごとハッピーエンドで読んでいるだけで幸せ気分になれる作品です。面白い作品と言ってしまえばそれまでですが、とにかくまっすぐで可愛いキャラたちには心洗われました。どのキャラも素敵です。また構成が素晴らしいと思います。読者に疑問を抱かせる余地を与えておいて終盤に向かうにつれ、きっちりと見せてくれるのですっきり読み終えることができました。☆を10コつけても惜しくない、素直に続編を読みたいと思わせる一作です。
長い時間をかけて育まれていく関係に心を打たれます。もともとは快活で朗らかな気質であろう主人公ですが、八潮さんが出てくる度に残念で仕方ありません、ビターな味わいです。だからこそより一層物語に深みが出るのですね。ティータイムに甘いケーキを食べながらのんびり読みたい作品です。
純情、熱血、この作品からは若々しい勢いのようなものを感じます。歳の差ドラマチックですね。柊哉くんが突っ走る様や弥夜ちゃんのタンカは爽快で見ていて気分がいいですが、電柱を強く殴ったら痛いですよ。若いって恐い(笑)。姉弟のように過ごした幼い頃の展開や描写がもっと丁寧に盛り込まれているとさらにいい作品になると思います。一人称だったり三人称だったり視点もあちこち飛び回るのですが、この作品にはむしろそのくらいの書き方のほうが勢いがあっていいと思いました。
お仕事熱心な小川さんが可愛いです。時に堅物、時に理系女子、時によくわからない謎の小悪魔っぷりがチラチラ、何とも目が離せないひとです。作品としては患者とセラピストという関係である前半パートが好きです。後半は一人の男と一人の女に落ち着いて若干物足りないですが、重たい展開が苦手な方には可愛くてオススメのお話です。
厳しく冷たく重く、でも暖かい。そんな『雪』そのもののイメージと重なる作品でした。八木橋さんは包容力もある素敵な男性ですね、途中、先の見えぬ大人の恋にハラハラします。ユキをとりまく家族愛も素敵です。結婚て恋愛する二人だけの問題ではないということを強く感じられます。 作中物凄く印象に残っているのは菜々子です。ユキも相当でしたが菜々子が凄いです！何が凄いかは読んでのお楽しみ。
大人になってはじめて理解が及ぶことや、そうして新たに見えてくる一面。許せなかったはずのことがやがて違って見えてくる。展開の一つ一つが丁寧で、ミステリー感覚で読める恋愛小説でした。結婚や離婚という言葉は表面的で、その裏側の本質に踏み込む深いテーマに魅せられます。素晴らしいです。
目次に並ぶテーマ毎に s.snowさまがサクサクと手短にぶったぎっていく様は爽快です。中にはクスクス笑いたくなるものも多数。 締め括る顔文字に憎めない人柄を感じます。
過去にあったトピまで目を通したわけではないのですが、こちらの作品のみ最後まで読ませていただきました。 作品を書くという上で、時に色んな葛藤や迷い、不安や不満は多くのひとが遭遇する壁なのでしょう。 作者さまの真っ直ぐなメッセージはたいへん気持ちがいいです。丁寧で気遣いがあり、その真摯な姿勢が伺えます。本気で創作活動を愛するひとは、同じく創作活動をする他者をも思いやると思うのです。 こうした心意気の方が書かれる作品はぜひ読んでみたいと思わせるものがありますね。