空波 刻羅さんのレビュー一覧
特質した恐怖がある作品でした。 この作品、様々な方からのキャラクターを使い、生み出されたというのに、何一つ違和感を覚えず読み進められました。 心理描写が一番のだいごみでして、やはりはこれが上手くなければ読み手に恐怖を覚えさせることは出来ずじまい。 その点、この作品は格別の極み。 予想覆す展開もなかなかのもの。 さすがはのたおさんと拍手をするとこです。
見逃してしまいそうな伏線を広い集め、ぜひ推理をしてみてください。 全ての物事には意味(ヒント)がある。 読んでいる内に私たちでも分かるような違和感が必ずあるので、その違和感が何(どこ)から来るのかと自分の脳内で“解読”するのもまた面白いでしょう。
読まれるためには、 何を書くか、何を考え、思い、文章を綴るか。 長編ならではの、書くにあたっての必要な要素が踏まえた作品でした。 要素を書いてある以上、“この作品自体”にも含まれていた書き手として大切なことです。 それがあるから面白い、面白かった。 一人の作家の成長は、見ていて楽しいですし、どこか感情移入しやすく、はからずも、されやすいように文章が書いてあったのが良かったです。 オススメします。
怖いを通り越し、不気味と名の付く作品でした。 二パターンの女性がいましたが、どちらもオチありで「ああそういうことかぁ」などと思ったりと、楽しめる作品だと思います。 個人的にはナナコさんに一票を。 不気味は味わうと不快ですが、見るだけならば面白い。 他人(架空)ごとだからこそ、楽しめるものがあるのは確か。 読み手(私たち)の場合は『楽しめる側』ですので何のためらいなく、さあどうぞご覧下さいませ。
あいのうた。 愛故から成り立つ歌であり、私たちの感性からでは想像しがたい美しい想像力。 頭の中のイメージを声に出した瞬間に、イメージは現実となる。 自分らしさがある音楽(メロディー)に乗せて、語られる文章(言葉)は見応えあり。 ついで、予想外がある作品ほどいいものはないと言っておきましょう。 見れば分かる。 どうぞどうぞ、お進み下さい。
ああ、まったくもって愛おしい 狂おしい愛し方をするさま、歪んだ精神、自分勝手を上回る自我主張 愛故がためにと奔走する純粋な歪人をあなたはご存知でしょうか 異常なほどの愛は三日月 あざ笑う艶やかな光に拐かされ、気づけば虜となる甘美な想い 惹かれる要素があるから紹介しましょう にやけるか、恋するか それはあなたの感性次第で
人の数だけ生き方があり、その人生は学べるものだ 他人の知識 それは自分には分からぬ知識 誰かの人生 それは己には知らぬ人生 十人十色 同じ人などどこにもいなく、誰かの生き方は時には『己』の生き方に影響する きっかけ作り 頑張ろうというその気持ち こうしたいというその気持ち 図らずも、それは誰かの生き方を『眩しく』感じたから 挫ける前に、視界を開こう あなたは『やり遂げる』ことが出来るのだから 覗いてみませんか、そんな物語を ぜひ、ご覧下さい
新感覚以上、新しいカタチの作品でした 日常の中、よくあることがこんなことを生んでしまうとは きっと、作者様の感性が、私なんかでは到底計り知れないものなのでしょう 凄さしか、見て取れません 深くも、浅ましい人間欲 上手い具合に捻られた作品は、一気読み間違いなしでしょう ぜひ、ご覧下さい
流石は侑里亜さん やはりは松嶋家 期待を超えた笑い、ありがとうございます 喋る度に『笑い』をつめられるなんて、一種の才能でしょう 松嶋家の皆様は先天性な笑いなんだと、また新たな一面を見れたような気がいたします つまりは、天然 『当人』は本気だからこそ、それもまた一笑いです