バンディットさんのレビュー一覧
イマが最高なのだと思っている若者に、読んで欲しい。 造りあげたモノも、 残したモノもなくー 友達だと思っていた者には、数年後のハナシの種にしかされない。 そのような人生は、 オモシロクないだろう。 それでも、生命を絶つ者がいる。 人間が生きて行く上で、他人に関わるのは、至極当然の事であろう。 しかしー 幸か不幸か、彼の為に泣いてくれる人間は、親族しかいなかった。 彼の人生は、そこまで止まりだったからだ。 だからこそ、他人の言葉を聴かずに済んだ。 ソレは、運がイイー 他人とは、不謹慎な者。 人の死を引きずり、 ソレを自分の逃げ口上にする者ー 或いは、ソレを乗り越える者ー 他人の死は心に残らず、後日の思い出話にしかならない。 そうやって経験し、己の人生を育むー つまり、途中なのだ。 生きている限り、歩は進んで行く。 死ぬまで、 抗って欲しい。
小説を書くにあたって、正式なモノなど、有りはしないのだろう。 やったモン勝ち。 人に読ませるという点では、斬新さやルール違反の作品でも、 オモシロければ、イイ。 ただ、正統派を知らない作家達には、 是非とも、この講座を読んでもらいたい。 そして、 気付いて欲しい。 物語りを書くという、 『深さ』をっ!! 物語りとは、 己を映す履歴書である。自分の経験や、思想、 果ては人格までもが映し出される。 だから、 途中で辞めたり、すぐに違う物語りに手をだす者は、 履歴書の内容が、 からっぽ、であろう。 この講座は、マニュアルでは無い。 しかし……、 自分自身の成長の為に、道を通過する為に、 読む事を、進めます。
この作品は、 良い意味でも、悪い意味でも、 予想を裏切らない物語りであるっ!! シリーズものではあるものの、この作品だけ読んでも充分に愉しめるだけの、能力を持っている。 さらに、1作目から読んでいれば…、 その効果は絶大である。 ページ数も、 少なすぎず、多すぎず、短い時間で、集中出来るこの作品…、 読んでも、 損はありませんよっ!!
この物語りは、 人間というモノを考えさせられる。 主人公である乙女は、 未だ自分に答えを見出だせず、 ただ苦しむ。 他人の言葉に心を揺らさられる程、 純粋で、脆い。 彼女の背負う、業。 彼女を取り巻く、状況。 そして、人の欲望…。 乙女の成長を待たず、 起こる出来事こそが、 彼女を育てる。 理想と、現実。 答えなどありはしない。だが、ソレに近付こうとするこの作品に、 エールを送りたい。
よく見慣れた画面。 休み時間、或いは休憩時間…、 昼休み、プライベート、携帯小説に関わる全ての人間の物語り。 ログイン、ログアウト、削除、更新、退会…、 携帯小説のキーワードともいえる言葉は、 より深く関わる者の想像力を刺激する。 そして、作者もネームを付けられた時点で、 現実には存在しない キャラクターとなるのだろう。 文章は、無い…、が 画面が淡々と織り成す状況に、 背筋を凍り付かせて下さい。 一見の価値有り、です。
かの小国に、最前線にて戦う王女あり―。 鎧を纏い、大剣を振るい戦場を駆け抜けるその姿は、戦乙女の名に、 相応しい。 紅い外套を翻し、共に戦場を駆ける疾風の騎士もさらに、唄を彩る。 余分なモノを、一切合切排除したような、 英雄物語は、 読む者を、熱くさせるでしょう。 クセのある主人公二人ですが、 理想と現実。 対極に位置する、二人の物語を、 ご賞味あれっ!!
自らの人生すら決め兼ねる若者達に、 神々の運命は重くのしかかる。 運命に翻弄され、 戦う事を宿命付けられ、 重くのしかかる惨劇は、十代の彼らに、 ナニをもたらすのであろうか? 若かりし頃、 誰もが思う物語りなのかもしれない…。 将来への不安。 異能力を求める、心の揺らぎ。 憧れ、渇望とも言えるかも知れない…。 作者が中学生の頃に作った作品らしいのですが、大人になった作者がその想いを、最高な形で表現した作品です。 是非、一読あれっ!!