プロフィール
ありがとうございました♡ ´‐
▼ noi / bc
あまいたまごやきシリーズ
あの夏よりも、遠いところへ
わらって、すきっていって。
アイ・ラブ・ユーの先で
きみは宇宙でいちばんかわいい
そういえば言いたいことがある /※noiのみ
▼ nvm
勝手にチャンネル替えんなよ。
さみしがりやのホリデイ
それから、すこしのビター
きみの夏へかける
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どうにも拭えない汚れのような過去がある。 だから、逃げてきた。心の底から死を願った夜があった。 でも、どうしようもなく生きたくて、救われたくて、前を向きたくて、 ――そうして、“きみ”と、出会った。 これは、そんな凛花と藤堂の物語。 だけど、登場人物の誰ひとりとして取りこぼさず、やさしく拾いあげられていく様が、本当に見事でした。 『本当は誰かに見つけて欲しかった』 きっと、そう思っていたのは凛花だけじゃない。 藤堂も、智也も、有愛希も、柚寧も、大河も、累も、そして栄介も、みんな、みんな。 この世界は、ひとりぼっちどうしの寄せ集めで出来ている。 でも、だからこそ、ひとりぼっちとひとりぼっちが出会い、世界は丸い形に変わっていくのだと、信じたくなるお話です。 素晴らしいものを読ませていただき、本当にありがとうございました。
あの人は輝いている。世界を照らす金色のように。簡単に手を伸ばせないほど、遠い場所で。 だから、ずっと、きみのようになりたかった。 まったく違うようでとても似ている、ふたつの淡い憧れがじわりじわりと近づいては、少し離れて。また、もう少し、近づいて。 いつしかお互いのためになにかしたいと願うようになっていく、ふたりのその姿こそが、なによりもまばゆい青春そのものでした。 『私が、光を当てて、あたためたい』 凍えそうになっていた朝陽の心の大切な場所を、見つけてあたためてくれたのが、とても柔くて、とても強い、光莉で本当によかった。 たくさんの『好き』の気持ちがぎゅうぎゅうに詰まった、甘くてすっぱい、苦しくて愛しい、キュンなお話です。
「こっちはわかりたいと思ってんだよ」 そのまっすぐな言葉が、完結していたふたりの世界を揺らしたのを感じたとき、ひとつの想いが閉じ、もうひとつの想いが走り出したのだと、たしかに思った。 男子ふたりと、女子ひとり。 いびつな三角形を作りながら、小さな嘘をくり返し、自分を守って、相手を守って、誰かを守って、過去を、そして未来を守っている。 それはどうにももどかしく、切なく、悲しいかたちをしていた。 そして同時に、なによりも愛しい三角のかたちをしていた。 だからこそ、彼にとっても、彼女にとっても――そして、彼にとっても。 たしかに抱いた美しい毒のような気持ちが、愛する誰かのためだけでなく、自分のためにも、どうか幸福に作用してくれれば、と願ってしまう。 決して一筋縄ではいかない三角関係。 3人の描いたそのトライアングルを、わたしはどうしても、とてもかわいい、と思ってしまいます。
暑いし、だからといってクーラーつけると体ダルくなるし、汗かいちゃうし、とにかく夏なんて大っ嫌い! 「俺は好き」 嫌いなところを数える。 ほかのところは見ないようにする。 だって、本当は知っている。 誰より努力していること。 実はお人好しなことも。 それから、女子から人気があることも。 だから、嫌いなところだけ、数えてきた。 意地っぱりなふたり。 素直になれない男女の心を、夏の暑さがじわじわ溶かしていく様子が、甘酸っぱくて、かわいい。 11ページにぎゅうぎゅうに詰めこまれた、夏のかわいい全部に、心まるごとつかまれました。 来年の夏も絶対に読み返したい、夏を大好きになれるお話を、ありがとうございました。
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- 4度目の甘噛み
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4バンド合同ライブに、あまいたまごやきも呼んでいただきました