野田 のたおさんのレビュー一覧
初夏近い季節 野辺送りの野原に銃声が聞こえたなら それは殺し者達の束の間の休息 親子、姉弟、師弟、はたまた恋人同士か 奇妙な関係の二人が誘われるのは 京処(みやこ)を彩る祭の賑わい…
色街で笠被った娘を見たって? そりゃあさぞかし別嬪だったろう。 あんたが息を飲むほど見惚れるのも、致し方ねぇってもんだ。 だがね、声をかけたり言い寄ろうなんて真似は止しときな。 その天女みてぇな娘のそばに、黒い着物の男前がいたろ? ははぁん、それじゃあやっぱり間違いねぇ。 あんたが見たのは、裏稼業じゃ名の知れた凄腕の殺し屋さ。 藍と与一。 無手でよし、斬ってよし、撃ってよし。 刃物と舶来物の拳銃を持った、躊躇なく的を消す殺し者…。 俺が聞いた噂だと、そんな腕利きの殺し屋二人が、今は失せ物探しなんて仕事をしているらしいがね。 気になるなら、覗いてみるかい?
言葉責め、よし!(グッ!) てか男なのに食いついた僕はヤバいですかそうですか。 運営さん、いかがわしくないです。 良作です。
何故にかような結末を迎えるのか 愛しすぎたばかりに歪になった? 愛しすぎたばかりに歪曲した方向に走った? 否。 彼も彼女も。 純粋だっただけなのです。 空波 刻羅が紡ぎ出す、究極の狂愛の形。 その真骨頂。
同じ世界でも争いごとは絶えないというのに、この物語の二人は、住む世界は違えど何と清々しいまでの関係を構築した事でしょう。 友情という言葉では陳腐、親愛という言葉では飾りすぎる。 ならばこの二人の関係は、『召喚』。 そう、強靭で切っても切れない鎖のような『絆』で結ばれた、『召喚』。 企画主催者として、ここまで上質の作品に仕上げてくださった事にただただ感謝です。
きっと 月見団子に誘われてやってきた仙人様と 今時月の兎を信じている純朴な女の子の 月夜の逢瀬を見て跳ねる ほらほら お月様も照れて雲隠れしてますよ
男から見ても、キザで、ぶっきらぼうで、カッコいい彼氏。 惚れた弱味とは言いますが、女性はこういう男性に弱いのではないでしょうか? 恐るべし、常勝彼氏。 ガンバレ、連敗カノジョ。
怖さではなく、戦慄ではなく。 何より嫌悪感と気持ち悪さを感じます。 ヒロインと一体化し、鳥肌が立つほどのおぞましさ。 読むと実際に体に痒みを誘われるような…。 この作品に「気持ち悪い」は最大級の賛辞だと思います。
携帯小説書いているなら誰もが憧れる垂涎の言葉満載! 何も頭を捻る事はありません。 読んでみて下さい。 妄想して下さい。 そして実現させるのはあなたです。
オチは読めなくもないですが、それをうまくサスペンス仕立てに纏め上げる手法はなかなか。 彼らから見れば、確かに日々戦場でしょうね。 タイトルも、読後に見れば納得できます(笑)
それほどによく出来ています。 当時の倫敦の空気。 人物の手紙でのやり取り。 どこか洒落た雰囲気。 そして倫敦の霧に見え隠れする、どす黒い欲望…。 色褪せた当時の手紙が見えてくるようです。 あ、読む時は丁寧に取り扱ってください? 当時の貴重な資料ですから。
あんた神聖な野いちごで何てもの書くんだ(笑) ★五つあげます。 先生こういう作品は大好きです(笑)
レビューのタイトルからして悩みます。 その粘着質な視線、執拗なまでの追跡、綿密な情報収集、牧村ワカナに対する異常なまでの執着心…。 彼は恐らく犯罪史に名を残す人物になるでしょう。 目を覆うばかりの惨劇?の結末を是非とも確かめてみて下さいませ。
以前の事件、そして今回の事件…探る度に新たな解釈にぶち当たる…。 迂闊な動きをすれば教会の連中が動く…下手すれば次は粛正対象にされかねん…。 あれほどの強力な人外でさえ、その真実にすら辿り着けんとは…。 この世界の真実…†とは…一体何なんだ…!?