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作品一覧
ayakasandeさんの作品一覧
若先生の箱庭 心の安らぎを求めて その6
ayakasande
/著
総文字数/1
ノンフィクション・実話
1ページ
0
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私と子供 その2 あまりにも毎月の排卵がおかしいので、検査してもらった事があります。その時にはエコーの検査だったのですが、どこにも異常はないということでした。基礎体温表を産婦人科のドクターに見せると、しぶい顔をして「治療しますか?」と聞かれました。体温がバラバラだったのです。でも、私はそれを拒否しました。今もいつ月経が来るのか分からない状態です。それでもきてしまうと、身体中がどろどろした感覚に陥ります。自分はものすごく真っ黒なのだと感じます。辛くて苦しかった私は「子宮を取って下さい」と言ったこともありました。でも「異常のないものは病院ではとれないんですよ」と言われました。子宮は命を生み出す所ですが、私には反対のものにしか思えなかった。やっぱりとっても悲しくなりました。 どうにかしたかった私は、必死になって何か方法はないかと探して、やっと一つだけ見つけました。それは腹膣鏡手術という方法でした。 痛みに繋がる神経に繋がっているじん帯を切ってしまう、というものです。もちろんメリットはありますが、デメリットも沢山あります。 「機能性月経困難症」 いわゆる、痛みに何かしらの原因がない場合、手術をしても結果が出ない、ということもあるし、100%痛みを取れるという保証もありません。かろうじて、月経困難症と病名がついていた私は手術を受ける事にしました。この時の手術は出血も殆どなく、若先生のお取次を受けて、うまくいったのですが、満足な結果が得られず、とても残念な結果に終わってしまいました。私に残ったのは、臍の横と、脇腹の横に残された手術の跡だけでした。ここでも絶望してしまいました。痛みがとれるのをとても期待していたからです。一度、切ってしまったじん帯は二度とは戻りません。そして卵管を広げてしまったために、逆に出血量が多くなってしまいました。痛みを通り越して、鈍痛が私を襲いました。運命を呪いました。「どうして私だけが!」という思いだけが残った手術でした。
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若先生の箱庭 心の安らぎを求めて その5
ayakasande
/著
総文字数/1
青春・友情
1ページ
0
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私と子供 私の中の一番古い記憶は、置いてあったソファーから外をただ眺めている、ただそれだけです。回りの家の子供は日中、幼稚園に行っているので、遊ぶ相手がいなかったし、だからといって母親が遊んでくれたかといえば、そうではありませんでした。 ある日、友達の家へ遊びに行きました。そこには、私の家のように怒号も罵声もありませんでした。ただ、暖かいものが流れているだけでした。そして、これが家庭というものだと思いました。逆に私の家は何なのかと思ったら、家庭ですらないのです。要するに「機能不全家族」でした。 私は子供が大嫌いです。姿を見るのもダメ。声を聞くのもダメ。どうしても排除したくなるのです。例えば、子供の骨を折ったら静かになる。階段から突き落としたら、目の前からいなくなる。そう思ってしまいます。けれどそれは立派な犯罪だし、殺人です。私を担当している精神科のドクターにこの事を最初に相談した時に「子供の頃の辛い経験からそういう風に思ってしまうのではないんですか?」と言われました。でもそれは違うのです。子供を見るとたぶん、誰しもが「可愛い」とか「抱き締めたい」とか「守りたい」と思うものでしょう。でも、私にはその思いが欠如しています。
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若先生の箱庭 心の安らぎを求めて その4
ayakasande
/著
総文字数/1
ノンフィクション・実話
1ページ
0
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いじめと自殺 その2 それは学級会で席替えの話になってもめた、小学校四年生の時でした。台所から包丁を抜き取って、自分のベッドに隠しました。お腹を刺してしまおうと思ったからです。遺書も泣きながら書きました。恨みよりも、早く別の場所に行きたかった。私のいる場所はここではないのだと、そう思いたかったからです。 一度目に包丁で刺した時にはとても痛かった。すぐにもう一度、もっと深く刺したけれど、やっぱりとても痛くて出来なかった。自殺する方法は他にもあるけれど、あの時はその方法しか思い付きませんでした。私は確実にこの世から消えてしまいたかった。隣の芝生は青々として、とても綺麗に見えたのです。 結局、いじめは、小・中・高校生と続きました。 さすがに社会人になった時には、こんなに陰湿ではなかったけれど、それでも相手が私を嫌っているのか、そうではないのかということは、すぐに判別がつきました。 いじめは、いじめる側にも原因があるけれど、いじめられる側にも責任があるのかもしれません。それは、私がいつもおどおどしていたり、私の容姿が気に入らなかったり、物事をはっきり決めるのができなかったりと、自分で原因を上げたらきりがないのです。今考えても仕方のない事ですが。
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若先生の箱庭 心の安らぎを求めて その3
ayakasande
/著
総文字数/1
ノンフィクション・実話
1ページ
0
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いじめと自殺 その当時、私は酷いいじめにあっていました。給食の時間が終わると、机にはいつの間にか腐ったパンが入っていました。席替えの時には学級会で必ずもめました。誰が私の隣の席になるかということで。だから学級会の日の次の日は必ず「お腹が痛い」といってズル休みをしました。私の席が無かったらどうしようかと思っていたからです。学校では「ぞうきん」と毎日言われ続けました。学校の還りに、外靴が無い事が何度もありました。ゴミ箱に入っていたり、グラウンドにあったり。焼却炉になかっただけ、まだマシだったのかもしれません。 親には相談できませんでした。というか、できなかった。毎日毎日、お金の事で喧嘩をして、よく物が飛んでいました。本やテレビのリモコンや皿が飛んでいました。 一度、落ちたガラスのコップで足の裏を切ったことがありました。絨毯には血の足跡がついて、はじめてコップを踏んだということに気づきましたが、母は「何で絨毯を汚したの!」と私を怒鳴りました。 生きることがこんなに辛くて苦しいのに、何故生きていなくてはならないのかと思った子供だった私は、結局どうしようもなくて、自殺してしまおうと考えてしまったのです。世間ではよく「そんなに安易に命を考えないでほしい」と言われていますが、だからといって、誰が助けてくれるのかといったら、それは親でもないし、教師でもなかった。誰もいなかった。相談できる人なんて一人もいなかった。児童相談所なんていうものがあったのか、当時の私には分かりませんでした。ただ、一人で立ち向かえるといえば、そうじゃない。私の味方をしてくれる人なんて、いなかったのです。
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若先生の箱庭 心の安らぎを求めて その2
ayakasande
/著
総文字数/1
ノンフィクション・実話
1ページ
0
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わたしについて 私の名前は「そら」といいます。これはハンドルネーム(インターネット上での通称)です。病院へ今現在も通院しています。 病名は、心因による精神障害、いわゆる心因反応というもので、鬱(うつ)反応や、幻聴・幻覚などがあります。 病院へ行くきっかけとなったのは、会社での人事移動だったのですが、根を掘り下げていくと、家庭に問題があるとしか言い様がありませんでした。今も沢山の薬を服用しながら生活を続けています。 もともと、家は自営業でした。まだ羽振りが良かった時はいろいろと旅行した記憶もあったけれど、その内、資金繰りが悪化。銀行から融資を受けていたようですが、それでも足りなくなって、消費者金融、いわゆるサラ金ですが、それに手を出してしまったようなのです。 ある日の夜から、お金の催促が直接家に来るようになりました。元々両親の仲は良くなかったのですが、この件で益々悪くなりました。私は夜が来るのが怖かった。玄関のドアが「ドンドン」と大きな音を立てているのが聞こえました。「いない振りをしなさい」と言われて、部屋の明かりを消して、息さえも聞こえないようにしました。その時、いつもガラス窓の隙間から見えていたのは月の明かりでした。 旅人は月の明かりを頼りに旅をします。 ですが、私には怖いものでしかありませんでした。 妹とは実は一緒に育っていません。彼女が高校を卒業するまで、義父母の家で育ちました。義父母といっても、血のつながりは全くありません。それでも彼女はなついていたし、何よりも義父母が彼女にとても優しかった。ある意味、健全に育ちました。 その義母が私にある日、母へ渡すようにと手紙をもらいました。私は中を見てしまいました。 そこにはこう書いてありました。「お金なら十万円ぐらいなら都合できるから。子供の顔がどうなっているのか見たことあるの?」と。私はその時、自分がどんな顔をして生活をしたのか覚えていません。笑顔があったか、なかったかと聞かれたら、それさえも覚えていないのです。
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若先生の箱庭 心の安らぎを求めて その1
ayakasande
/著
総文字数/1
ノンフィクション・実話
1ページ
0
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箱庭と私 ある時、私はお取次の中で若先生にこうお尋ねしました。「幸せって何ですか?」と。 辞書を調べてみると、幸せとは「恵まれて満足できる状態にあること」とありました。 振り返ってみて、あの時は幸せだったと感じられる方がいらっしゃるのかもしれないですし、今が幸せなのだと感じられる方もいらっしゃるのかもしれません。私の場合「楽しい」なら分かります。「嬉しい」なら分かるのです。でも「幸せ」というものが何なのか、どうしても分からなかった。 近くにあるのかも、遠くにあるのかも、どこにあるのかも分からなかった。 でも今なら、それを感じる事ができるし、この瞬間に、自分の身体がなくなってしまっても、全然かまいません。 なぜなら、私にはちゃんと還る場所があるから。
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