矢車 ともさんのレビュー一覧

前向きに頑張ってはいない、だからと言って後退をしている訳でもない、そこに止まっている少年少女達。 全てを諦めきっているように見える人間ほど、生きる事にこだわっているのではないか。 私はそう感じましたが。 この作品は読む人の今に合わせて、いくつにも表情を変えそうです。 自己紹介の一言から素敵な作家さんです。 どうぞ是非、行ってらっしゃいませ。

ちょっとした思い違いとか。 なんとなく擦れ違ってしまう事とか。 本当に些細な事で一度離れてしまうと、時間は容赦なく過ぎてしまったりして。 それは楽しくて幸せな時が深ければ深い程、痛いもので。 茜空の中の二人に、思わず追い風を送りたくなるような物語です。 どうぞ、行ってらっしゃいませ。

バレンタインデーにこんなコトがあって、微妙なすれ違いが溶けたのなら。 ホワイトデーはどうなっちゃうんでしょ?みたいな。 ……いやんっ、と色々妄想できちゃう18ページの甘々なお話でございます。 埋もれてしまうには惜しい、可愛い作品です。 どうぞ、行ってらっしゃいませ。

ドSでもないし、ドMでもないし。 イケメンでも、俺様でも、変態でもないのです。 いわゆる普通の男の子が主人公。 優しくて幸せな恋のお話です。 男の子の目線で真っ直ぐな気持ちを真面目に描いているので、恋に悩む女の子はどうぞ参考に。 行ってらっしゃいませ。

もしかしたら、どの章から入っても違和感なく読めるかも知れません。 一人の女性とその友人達の、恋と友情の美味しい所を単発ドラマの様に切り取って集めた感じで。 少しぐらい大人になっても、ドキドキしたり迷ったり。 恋ってイイもんだ、みたいな。 そして「ナギ」というアダ名に「凪」の字を当てはめた感じ、好きです。 どうぞ、行ってらっしゃいませ。

あらすじを上手くまとめたり、詩的に美しく感想を述べたり、文章がどうのこうの言ってみたり、世界観とか語ってみたり。 そんな素敵なレビューを書く脳みそは持ってません。 ただただ、楽しかった。 読み終えた直後の人間が、もう一度読もうとしながらお薦めします。

スピンオフ作品、という事を表紙に掲げているのにも関わらず、こちらの作品から読みましたが。 別に全然違和感なく、普通に読めたりしました。 そして「愛の為に心中する男女はいるのか?」 それに対する答えも良い感じに独特で。 ハマる人はとことんまで行きそうな、面白い作品だと思います。 どうぞ行ってらっしゃいませ。

最初の数ページの展開から恋愛物かと思いきや。 男子と女子の絆を描いた、かなり爽やかな作品でございます。 結構珍しいのではないでしょうか。 心に来る音は色々とありますが、音楽が一番近道で素敵だと思うのです。 もし続きがあるなら。 また一緒に歌って欲しいな、そういう感じに暖かくなれました。 どうぞ、行ってらっしゃいませ。

いちごキャンディーを持ち歩く男子、いたら惚れそうです。 何度も出てくる、女の子の口にポンッとキャンディーを入れてあげるシーン。 なんだか可愛くて、読んでいる方にまで甘い感じがして。 中校生ど真ん中ぐらいの方、幼馴染みに弱い方に読んで貰いたい作品です。 どうぞ、行ってらっしゃいませ♪

一羽、毛色の違う鳩を“彼”と呼んでしまう主人公の感性が好きです。 そして。 駅のホームでのひととき、それを電車に持ち込んで思う事。 鳩からここまで行けるのは、なかなか無いと思うのですが。 上手く言えないので、上手く言えそうな方、どうぞ行ってらっしゃいませ。 損はありません。

もう他の方々が見所をレビューにしているので、自由に語ります。 玄関前のアスファルトが常に薄い雪一枚になっている家には、もれなく除雪ジジイが居ます。 彼らが雪をかいた後はジョンバの背の跡も無い程に綺麗で。 除雪車が通った後、なまらゴツゴツして歩くのもたいぎ。 それでも除雪ジジイが居る家の前はやっぱり綺麗で。 登下校の味方でした。 この小説を読んで、やたら思い出しました。 あの黄色い巨体と除雪ジジイ、「したっけねー」と除雪ジジイと交わす挨拶、屋根と除雪ジジイ。 どうぞ是非に、行ってらっしゃいませ。

全て読み終わった時に、原石みたいな物語だと思ってみたりして。 タイトルから話の内容の予想が付いて、もしかするとその通りかも知れませんが。 文章は何だか素直に入ってくる感じ、上手く説明は出来ないけれど、とにかく素直で可愛いのです。 どうぞ、行ってらっしゃいませ。 レビューを感想を書いて下さい、と率直に頼まなくても。 一生懸命さとか色々な何かが伝われば書きたくなるものです。 頑張れっ。

好きな人が誰を見ているのか、気になる年頃の物語でございます。 「あなたの瞳に映る人」が分かった瞬間の雰囲気、その場面がなかなか素敵で。 そしてラストは今時期にぴったりな、中学校卒業から高校入学と。 こういう立場に大きく頷く女子、野いちごには多いのではないかと思いレビューに上げてみます。 文章にも作品にも、共感するには年を重ね過ぎましたが、なんだか色々と思い出せる感じで可愛いです。 どうぞ、行ってらっしゃいませ♪

負への思考は人それぞれだと思いますが。 この作品は、なんか好き。 後ろ向きに物事を捉え始めるとキリが無い、でもここまで行くなら楽しく思えたのです。 嗜好、と言う言葉を勝手に当てはめたくなりました。 どうぞ、行ってらっしゃいませ。

こんなに重い物を問掛けられると思いませんでした。 言いたい事に繋ぐまでの物語は、唖然とする程の世界で。 その描き方も真正面から、ひたすら気持ち良く攻められ放題に感じました。 修正をかけられたそうでニ度目を読んでみましたが、この物語の映像や体内を喰われるような感覚が余計に鮮やかになった感じで。 これは凄いです。 是非どうぞ、行ってらっしゃいませ。

15ページです。 スキンは黒です。 読みながら、後ろが気になります。 読んだ後は、下も気になります。 描き方が卑怯なぐらい巧い、どうぞ行ってらっしゃいませ。

読み始めて数ページ。 ただの恋愛小説じゃないのね、となります。 ファンタジー絡みの恋愛物、と言う感じで。 関連した短編数作を先に読んだ方が、とか。 多少分かり辛い場面、とか。 でもその辺りをカバーする程に少年少女達、頑張ってます。 作者さんの登場人物達への愛も深くて、なんだか応援したくなります。 「Cherish!!」の意味、伝えたい事は素敵でした。

たった9ページの作品ですが。 最後の数行で、なかなか気持ち良く引っくり返してくれました。 ニヤリとしたい方、どうぞ行ってらっしゃいませ。

淡々と書かれる復讐は確かにゲームの様で。 結末に近付くにつれて話の加速は否めない、それでも後味は何だかスッキリ。 こんなに気持ち良く誰かを陥れる事が出来たら。 全てを終わらせる事が出来るなら。 きっと、凄く楽しい。