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さくらのつぼみ
リサもんち~
/著
総文字数/1
恋愛(学園)
1ページ
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私は私立湘南高校1年の松山渚17歳。小さい頃からこの学校に入るのが一つの夢でもあった。相沢愛翔もこの学校に入学した。愛翔とは生まれたときからの付き合いで家も隣。だから中学の時は一緒に登校していた。回りからはあいつら付き合ってんのか?などとよくからかわれた。私も愛翔もお互い否定しなかった。だから私はいっそのこと付き合っちゃおうかとも思ったが友達以外の関係は一切ないただの友達、幼なじみだ。中学の時から愛翔は女の子に人気でモテモテだった‼湘南高校は偏差値が60超えで以外と高かったが、愛翔と同じ高校に入りたいとばかりに猛勉強をしてこの高校に入った人も少ない。高校の入学式でも見ず知らずの先輩方に何回そっかー!ピンク色の歓声が上がったことやら。早くも学校の人気者人も言えるぐらいになっていた。みんなが愛翔を見てキャーキャー言うのも無理はない。身長180センチ超えの高身長、痩せ方、短めのサラサラでクルクルな髪型。声も優しくて甘くキュートな顔立ち。入学式が終わり私は家に帰り、明日の準備をして夜は10時前には寝た。普段から遅くはなく以外と早い時間に寝る方だ。翌朝6時18分私は近所の犬の鳴き声で目が覚めた。目覚ましより12分もはやく目覚めた。犬の鳴き声で目覚めたのは生まれて初めてのことだ。ベッドから立ち上がり、カーテンとドアを明け外を見て私は思った。高校ライフのスタートをお祝いしてくれてるような気がして朝から気持ちが良かった。中学と違って高校は地元ではなく家から少し離れた場所にある。だから電車通学だ。初日だからかワクワクしているからか余裕をもって家を出た。すると目の前に愛翔が立っていた。あの甘く優しい声でおはよう!と私に言った。ビックリしつつも私もおはようと返した。高校ライフのスタートは中学同様愛翔と通った。春の風が吹きそれと共に漂ってくる愛翔の香水の香り。回りを見渡すと一面がさくらのつぼみ。まだ咲いてはいないが咲くのが待ち遠しかった。知らない人がたくさんいる心配もそうだが私は愛翔と同じクラスになりたい!と思っている。愛翔の気持ちは分からない。電車の中は様々な制服の人で溢れ帰っていた。学校につくと玄関の窓にクラスの名簿が貼られていた。私たちの学年は3クラスある。自分の名前を探した。私はA組だった。次に愛翔の名前を探した。ドキドキしながら探していた。が、A組の名簿には愛翔の名前はなかった。
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