“好きだよ” やめて。 “愛してるよ” 聞きたくない。 “君がいないと狂いそうなんだ” 形のいい綺麗な唇から、零れでる“愛”の言葉。 彼の甘い毒に今日も囚われる。 手足の自由を奪う彼の、歪んだ愛は、 ────私を縛りつけて、離さない。 お願い、ここから出して───。 それでも尚。 ─────彼の【囚愛】は、私を縛り続ける。 お久しぶりです(*´∀`*)ﾉ 他の作品あるのに、調子にのって新作作っちゃいました 大好きな狂愛系です ※暴力表現あり ※少しの性的描写あり 苦手な方は、スルーしてください(●´_ _)ﾍﾟｺ

ー・・・隣の男子校は、世間知らずのお坊ちゃんばっか。 特にあの４人だけは、好きになんてなれない。 意地悪で、ひねくれてて、最低な奴ばかりだ。 【貧乏人】【ド庶民が】 【無駄だよ】【ウザイんだよね】 だから私達は宣言する。 「キミなんか好きじゃない」 そう、思ってたはずだったのに―――― もう、学校合併とか、同居とか……！ 金持ちは何でもありか！？ 振り回され系love(？)、 ここに、開幕―――――――。

───ねえ、赤ずきんちゃん。 君は、あの時嘘をついたね。 赤いケープでわざとオオカミの気をひいて。 オオカミの心を惑わした。 ────彼に、“好き”と言えずに。 とある町にある、学校。 獅子王学園(ｼｼｵｶﾞｸｴﾝ)。 その高校は元は男子校で、最近共学になったばかり。 校内に女生徒は数人しかおらず、獅子王学園には絶大な権力を持つ生徒会に、支配されていた。 逆ハーを夢見て転校をする者がいたが、それは単なる夢にすぎない。 実際は、ヤリたい盛りの思春期オオカミだらけである。 特に、生徒の中では“赤ずきん狩り”が広まっていた。 そんな、思春期オオカミ共の群れに迷い込んだ４人の少女達。 少女らは、出会った少年に、それぞれ“嘘”をついた。 嘘と恋が取り巻いて 今。 運命が始まる────

甘い、甘い 君の香り。 誘惑するように。 惑わせるように。 僕の身体を、蝕んでいく。 【いやあっ……！！】 なんで？ 涙なんかいらない。 僕は、ただ。 君の笑顔が見たいだけなんだ。 ────ねぇ、愛してよ。 狂った暗闇に木霊した声。 その声は、彼女の悲痛な叫び声によってかき消された。