2017年10月　真崎奈南さん

11月にベリーズ文庫から『イジワル副社長と秘密のロマンス』が発売される真崎奈南さんにインタビュー！今回、書籍化にあたって、真崎さんはどのような改稿作業をされたのでしょうか…？

——『イジワル副社長と秘密のロマンス』の書籍化にあたって、作品をどのように改稿されましたか？

とにかく削る。まずはそこから始まりました。この作品は、初恋だった彼と大人になって再会し、また恋に落ちていくというストーリーなんですが、書き終われば20万くらいの文字数に。なので、それを指定された文字数まで削りました。もちろん削ったぶん弱くなってしまった部分もたくさんあって、それを担当編集さんの力を借り、補ったり、より深く掘り下げたりしながら、形にしていきました。

——真崎さんの恋愛小説はしっかりと考えられた印象がありますが、プロットは作られているのでしょうか？

しっかりですか!?その印象のままでいてもらいたいので、ものすごく綿密にプロット書いています！と言いたくなりますが…(笑)。現代恋愛小説のプロットは大雑把です。書きたいシーンがいくつか見えていたり、キャラがしっかりと自分の中で息づいていれば、詳細なプロットは必要ありません。先を見据えて舵をとりつつ、「さぁ君たち、どう考える、どう動く、どんなセリフを言ってくれる、どんな世界を私に見せてくれる」って感じに作品とつながりながら書いています。…文字にしてみると、ただのアブナイ奴ですね(笑)。

——現在、更新中の『御曹司はジュリエットを可愛がりたくてしかたがない』について、このインタビューを見ている方に先行情報を教えていただけますか？

この作品、ただいま更新お休み中となっておりますが、このあとすぐに大人のシーンをいれようと思っています。体の関係から始まるお話はまだ書いたことが無いので、単純に書きたいなと。タイトルのような甘々なシーンはもちろんのこと、ヒロインの家のしがらみを跳ね除けるふたりの強い思いなんかもしっかり書けたらいいなと思います。

——真崎さんがオススメする小説を教えてください。

上橋菜穂子先生と阿部智里先生の書かれるお話が好きです。圧倒的な世界観がたまらなく好きで、夢中になって読んでしまいます。

——小説を書く以外に好きなことや趣味を教えてください。

神社仏閣巡りですかね。都会にありながら、その場所だけ空気が澄んでいて、身が引き締まる感じがとても心地よいです。御朱印をいただいたり、おみくじを引いて書かれている内容にドキリとしたり、見えるこの景色をどんなふうに描写しようかと考え、和風ファンタジーが書きたくなったり…何をしていても、結局小説につながっていますね。

——今後の活動について教えてください。

連載中の作品を完結させつつ、頃合いをみて、書きたいと思っているお話に取り掛かっていきたいなと。ページをめくってくださった方に、ほんの一時でも楽しんでもらえたら…そんな願いを込めながら、これからも作品を作り続けていきたいと思います。

真崎奈南

こんにちは。真崎奈南と申します。このような機会をいただけて光栄です。物語を綴る孤独な作業の傍ら、お話を読んでもらえること、反応や感想をいただけることがとっても嬉しくて、すべてが私の原動力になっています。まだまだ未熟者ですが、変わらずお付き合いいただけると嬉しいです。ありがとうございました！