- 【オフィスラブ】【同僚】
- 『無口な彼が残業する理由』 坂井 志緒/著
- 27歳の神坂理沙は、恋愛を忘れて仕事の夢を追いかける日々。ある日、社内で重い荷物を運んでいると、差し伸べられた手。それは、無口で無表情で無愛想な同期・丸山大地のものだった。このことをきっかけに理沙は…。
- 登場人物の気持ちの動きが丁寧に書かれているので、思わず感情移入。タイプのまったく違う男性2人が登場するため、私は○○君派!なんて意見が別れそう。思いもよらない過去のエピソードも隠れていて楽しめます。
- 詩織は大学院生になったばかりの22歳。今まで恋愛経験ゼロ。研究の関係で母校に出かけて久しぶりに会った高野先生に気がつくといつの間にか惹かれていた。お互いに気になっているのか近づいているようで、近づききれない関係が続く…。
- 大学を卒業した後に突然訪れた初恋。その初恋の初々しい感情が、みずみずしく描かれています。恋ってこんなにドキドキして、こんなに苦しくて、ちょっとした出来事が大問題だったになるんだったなと、若かりしころを思い出させてくれました。
- 【医者】【甘々】
- 『桃色ドクター〜先生と私〜』 reY/著
- 香織が腰痛に襲われ、かけこんだ病院で出会ったのが、イケメン整形外科医、瀬名だった。お互いに意識するふたり。しかし、香織には彼氏が、瀬名には婚約者がいた。好きになってはいけない人とわかっていながらも、気持ちはとめられない。香織は我慢できずに告白してしまうが……。
- 彼氏もちの香織が婚約者のいる瀬名に惹かれていく様子が切ない。瀬名がかっこいいのはもちろんですが、特に「医者」の顔から「男」の顔へ変化していく課程にドキドキします。ふたりだけの診察室のシーンは、甘くてニヤケました。
- さとみは結婚して10年経った今でも、夫にときめき、恋人のような気持ちを抱いている。一途な妻と優しい夫。そんな微笑ましい二人の関係は、夫が同窓会で再会した初恋相手の女性によって壊されてしまう…。
- ひたすら夫のことを想うさとみに感情移入しすぎてしまい、途中は夫と初恋相手に嫌悪を覚えました。さとみの想いが報われますようにと祈りながら、590ページいっき読み!ページを捲らせる求心力に圧倒されました。
- 仕事人間だった高杉樹は勤めている会社の社長令嬢との婚約を命じられ受け入れるが「決して愛さない」ことを条件にした。社長令嬢のまりあは、そんな高杉に一目惚れしてしまい…?
- 政略結婚から始まる二人の想いはすれ違いだらけ。冷酷な高杉と一途なまりあ、それぞれの本音を探りながら、ラストは幸せな気持ちで満たされます。