- 舞台は下町のとある法律事務所。代表の剣淵光太郎は女好きで惚れっぽく、カッコいいくせに二枚目になりきれない男。このところ女の人にフラれっぱなしで、野良犬にはつきまとわれ、全然ツイていない。そんな光太郎を観察するのが一番の楽しみになっている事務員の伊藤詩織。光太郎を見てると、ときどき胸がチクリ痛む。この想いはいったい…!?
- とにかく事務所や商店街の人情味あふれる雰囲気が魅力的!光太郎と詩織以外にも、腹黒なキラキライケメン新米弁護士や明るい経理のおばちゃんと個性豊かなキャラたちが登場します。たくさんの人に見守られながらはじまる、小さな恋の物語。読み終わったときには、ホッコリした気持ちになれますよ。更新中のスピンオフ『うちのセンセイたち』も期待大です。
- 優柔不断な男は嫌い!そんな気持ちもいつしか変わ…り!?
- 『ショコラ〜恋なんてあり得ない〜』 坂野真夢/著
- 詩子は喫茶店『ショコラ』の看板娘。その美貌と清楚なお嬢様キャラで男性客を獲得しているが、本当はケーキより焼き鳥、コーヒーよりビールが好きな口の悪い親父ギャル。ある日、宗司という男がショコラに来店。彼は詩子の嫌いな優柔不断男だが、なぜか毎日やってくるように。ユルい雰囲気の宗司には、詩子のイヤミも効かなくて…?
- 言いたい事を我慢しない姉御肌な詩子、それなのに恋愛のことになると奥手な乙女。さらに性格とは真逆な外見…いくつものギャップを持ち合わせた詩子のキャラが最高に面白い!一見ヘタレな宗司も、詩子の言葉をニコニコ聞ける、実はかなり器の大きな男(のはず)。どこかずれたふたりのやりとりに、最後までニヤニヤが止まりませんでした!
- 顔以外超絶イケてる同僚くんに、絶賛片思い中!
- 『「ねぇ米山くん、どうしてそんなに不細工なの?」』 Min-Goo/著
- 堪らなく惹かれてしまう同僚の介護士、米山くん。スタイルもいい、コミュ力も高い、仕事もデキる。ただ、顔がね…。なんて思っていたのに、元カレの前で思わず強がったわたしへのフォローも完璧で、まさにイケメン対応!だからつい、抱かれてしまったんだけど…あれは一夜の過ち?愛はあったの?わたしたち、どうなっちゃうの?
- 「ただしイケメンに限る」っていつも言ってしまうのですが、謝罪します。男は顔じゃありませんでした。とにかく魅力的な米山くんに、イケメン飽和状態の恋愛小説業界が度肝を抜かれることでしょう。毒舌なやりとりばかりだった同僚のふたりが、恋愛モードになる瞬間…なんだか無性に照れくさくて爆発しそうでした!
- 安西文子、29歳。恋愛なんてそっちのけで、大手輸入食品販売会社で働くキャリアウーマン。しかし、そんな娘の現状に業を煮やした母親に見合いさせられる。相手は38歳の作家志望の自宅警備員・西澤。文子も西澤もこの見合いを断るつもりでいたのに、どうしてなのか出会ったその日から、互いに相手のことが離れなくなって…。
- 29歳と38歳、文子も西澤もいい大人なのに、超不器用で初めての恋にドギマギしている様は、ほほえましすぎてついニヤニヤしてしまいます。また、娘、妹を溺愛する文子の父と兄や、西澤の、個性の強〜いお友達など、主人公以外の登場人物はかなり破天荒でキャラ強し!ラストまで、飽きることなく一気に楽しめます。
- 後輩の七三分けが、実は超イケメンの俺様だった!?
- 『アラサーの彼女が女子ゲーにハマる理由(わけ)』 mira!/著
- 理想のイケメンが甘い言葉を囁いてくれる……なんてことは、ゲームの中だけ。乙女ゲー好きのアラサー女子、真子の現実は乾ききった毎日。ある日、同僚とイケメン揃いのバーに行くと、働いていたのはなんと職場の後輩、佐藤君!?いつもは七三分けで普通すぎる見た目なのに、バーテン姿は超イケメン!真子は俺サマ口調で口説かれて…!?
- まさに乙女ゲーさながら、次から次へと展開するドキドキのシチュエーションに、あっという間に引き込まれてしまいます。佐藤くんにぐいぐい迫られ、意地悪く翻弄されるたびに真子はアタフタ。声にならない、心の中の返しが妙に的確だったりオッサンくさかったりと、いちいち面白くて笑わせてくれること必至!読んだ後の爽快感は格別です。
- 冷静かつ冷たいつっこみが効いてる、ほんわか物語
- 『隣りに座っていいですか?』 さくらラテ/著
- 就職先をリストラされ、実家のそば屋を手伝う郁美。銀行員の幼なじみとは微妙な関係だが、まだ答えが出せていない。郁美の隣の豪邸にとてつもなくかわいい幼稚園児・桜と、翻訳家でイケメン、だけどヘタレな父親・田辺さんが引っ越してきた。あれこれと桜の世話をやくうちに、郁美は田辺さんに惹かれていく。
- 全体的にほのぼのとした雰囲気の作品なんですが、超ヘタレな父親への冷静かつ冷たいツッコミが面白い。イケメンだけど超ヘタレというギャップもステキです。郁美と田辺さんの恋愛のドキドキ感はもちろん、家族愛にもジーンとします。読んだ後、ハッピーな気持ちになれる作品です。