一体何を考えているの？ その言葉の真意は一体なに？ そっちがその気なら、こっちだって内心を隠して過ごしてやるんだから。

願わくは、 平穏な高校生活 ……だったのに。 「大丈夫だよ。ひなちゃんのことは、 俺がちゃんと守ってあげる」 ◇ 貧乏くじを引きがちな女の子 結城 ひなた Hinata Yuuki × 甘やかし上手な生徒会副会長 千代崎 蒼 Aoi Chiyozaki ◇ それは、１封の差出人不明の封筒から始まった。 「俺は、ひなちゃんの『ボディーガード』ってところかな」 ちよ先輩とわたしの、 なんだかちょっぴりおかしな関係。 先輩は優しいけれど、 「そんな顔されると……、 どこまで赤くなるのか、試してみたくなっちゃうな」 「……ひなちゃんが、脱がせてよ」 ズルくて、……たまにイジワル。 「ほら、言ってみて？……いい子だから」 掠れた声でそう囁かれて わたしは　今日もまた 「先輩の、……好きに、してほしい……」 ちよ先輩の手のひらの上で 踊らされている。 ＊＊＊＊＊ 葉山心愛 様 二宮みぃ。様 レビューありがとうございます！